10月のIPOは11銘柄が上場予定と例年以上に大挙することになりますが、その中でも注目は東京地下鉄(東京メトロ)になるでしょう。キオクシアも10月に上場観測でしたが、さすがに被ってしまうと影響がきつい(キオクシアの方がですが)ということで後半にずらしたようで、東京メトロのIPOは絶対に失敗できない感が漂っています。

東京メトロ10月末にも上場!?上場すれば2024年度最大案件に!

東京地下鉄「東京メトロ」(9023)のIPO新規上場情報

東京メトロは新規承認時の売出想定価格は1,100円。財務大臣(国)と東京都が持ち株の半数を売り出すことでプライム市場に上場します。想定価格から計算できる吸収金額は3195億、時価総額は6391億円となっています。

海外にも売り出す予定ですが、都心のインフラ業というのもあって国内配分のほうが多く国内4:海外1程度の配分予定です。 規模感的にもまさに国民的IPOになることは間違いないでしょう。注目度に関しては「郵政IPO」以来ということになりそうです。

郵政IPOが行われたのは2015年11月のことですので、当時の状況を知らない方や10年程度前ということで記憶が薄れている方も多いと思うので、再確認しておきたいですね。郵政3社は全銘柄が結局初値プラスでスタートしました。当時、申込時は一番人気がなかったかんぽ生命が一番初値で伸びたというのが驚きだったかも知れません。

超大型なのに15%~30%程度の初値上昇となり、やはり国をあげて執り行われるIPOは上場前は色々言われたりしてましたが結果的に失敗しないというのを確認したIPOだったとも言えます。

今回の東京メトロも上場前は色々言われると思いますが、結局は東京の都心を走る地下鉄で政府が保有する株を買えるというものですので、是が非でも手に入れたいという人は多いでしょう。とにかくたくさんお金が投入されそうな気配は感じます。


 

現在の情勢的には、どれだけ売出株を掻き集められるか?という勝負になりそうで多くの方が動いている状態でしょう。主幹事系の店頭証券では、お付き合いのある方は手に入れる量によって実力試し的な感じかもしれません。

なお、ネット申し込みでも複数証券会社から申し込めばかなりの量を集められるチャンスがあるのが、今回のような国民的大型IPOの特徴です。

黒澤が保有している全証券会社26社の特徴と感想を随時更新

当方も保有している証券会社からたくさん集められればと思っていますが、まだ持ってない証券会社がある場合は申込み前にしっかりと準備をしておきましょう。

幹事団は34社です。代表的な店頭証券・ネット証券は概ね全て入っている感じでしょうか?

ネット証券勢からはSBI証券楽天証券マネックス証券松井証券といった大手証券は当然ですし、今回のような大型IPOでは三菱UFJモルガン・スタンレー証券からのMUFJラインがあるauカブコム証券大チャンスです。

黒澤が保有している全証券会社26社の特徴と感想を随時更新

是非、複数の証券会社を準備して東京メトロのIPOを掻き集めましょう!

当方は東京メトロの第一弾評価をB評価としました。IPOの地合いはそれほど良くない状況と思われますが、国民的大型IPOは別腹になるのは毎度のことですので、あまり地合いを気にせずに一大イベントをうまく通過してボーナスゲットと行きたいところです。