7月にも4月上場中止案件がスライドしてきました。例年数が少ない月に予定していたIPOがスライドして出てくる事が増えるかも知れません。いずれも規模を落として上場というのが、公募参加組にしては参加しやすくなっていると感じます。

Speee(4499)のIPO新規上場情報

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MarTech事業と言っていますが、いわゆるアドテク系になります。前回上場予定時には吸収金額の大きさから不安感がありましたが、出直しで借金返済に上場資金を使うことはやめたようですね。

想定価格は2,270円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで約25.4億円で、東証マザーズ市場の中型IPOです。

4月に上場予定の時は約83.4億という吸収規模でしたので、かなりの規模縮小での上場を目指します。一番大きく変わっているのは公募株数で260万株から85万株ほどまで引き下げています。

また上場時期も数が多かった4月から7月に移動したことで、資金の流れ的には集めやすい時期かもしれません。企業として注目したいのは新しいことに積極的で「R&D」に費用を結構かけていそうです。

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テーマとしては「ブロックチェーン」「AI不動産」「海外展開」「医療関係」など幅広く展開しています。悪く言えば数を多く撃ちすぎている印象もありますが、上場時フェーズではこれぐらい、なんでもやって見る精神は欲しいですね。

4月上場時の第一印象の評価は「C微妙」で、結局中止になりましたがもう一度仕切り直しで評価していきたいと思います。

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スライドIPO案件はどれも、資金を集めやすく規模感を落として、価格も下げてきています。それだけでも参加価値は高まるように思えますが、IPOは人気勝負のところがありますので、慎重にBBスタンスは判断していければと思います。ただ、多少楽観的に見ないとやってられないのもIPO企業判断です。野村證券主幹事なので仮条件発表時の雰囲気も気になりますね。

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