3月IPOが毎日1つペースで出てきていますね。これぐらいならありがたいのですが上場中止したものを含めて現在9つ目です。20～30社ぐらい予定と言われていたので、地合いを見て時期を見合わしている銘柄があったとしても、まだまだ登場しそうです。
「漫画全巻ドットコム」を含めた各種マンガ事業となっています。巣ごもり需要などで全巻一気買い（大人買い）需要は旺盛にはなってそうです。
想定価格は1,830円。主幹事はＳＭＢＣ日興証券です。
吸収金額が想定価格ベースで3.15億円で、東証マザーズ上場の小型IPOです。
沿革をみると全巻ドットコムを開始したのは2006年と結構古く、電子書籍サービスなども含めて頑張ってきました。コロナ禍や鬼滅の刃などのヒットで事業が当たっている状況ですね。また海賊版漫画サイトの閉鎖や違法性などもニュースで伝えられていますので、こういった会社の事業の引き合いがさらに増えるかもしれません。
事業では全巻以外にも、それと対を成しそうなスキマ時間を埋める漫画サービス。さらにはマンガをテーマにしたイベント事業などがあります。コロナ禍が明けたらイベント業も潤ってくるでしょうか？
業績を見ても2021年3月期に一気に黒字急伸。コロナ禍の中で伸びたサービスも多いと思いますが、その一つに挙げられそうですね。
最近では「鬼滅の刃」「呪術廻戦」などマンガ→配信アニメ→そして映画とメディアミックスで話題性が高まっているマンガが複数出てきています。以前のように雑誌から流行るのではなく、アニメ化してから流行ったりする世の中です。そうなると一気に全巻読みたい！という欲求は強くなるためアリな事業だと思います。
IPOスペック的には吸収金額5億以下の超小粒IPOで需給面では抜群になりそう。この規模で買い手がつかず初値が公募割れはさすがにIPO崩壊でしょうから大丈夫でしょうか？
ＳＭＢＣ日興証券主幹事案件です。こういう銘柄を年1ぐらいで当選できたら嬉しいところです。他にも幹事証券では松井証券、楽天証券、マネックス証券とネット抽選で平等勝負できる幹事証券が揃っています。忘れずに申し込みたいですね。
IPOの状況が苦しい中でもキラリと光る銘柄は必ず含まれていますから、準備は万端しておきましょう。私もようやく2月IPOで公募株当選を頂きました。後はしっかり初値プラスになって年間を通して利益が出れば満足としたいところです。
初値予想もお願い致します。