12月IPOの新規承認3社目の登場です。いよいよ12月の上場ラッシュに向けて新規承認も騒がしくなってきました。忙しい時期に突入してきている感がありますが、しっかりとBBスタンスを考えて、年末に向けて利益になるような情報を出せるように頑張りたいと思います。
環境系大手の会社の上場になりそうです。プライムへの上場はソシオネクストに続いて2件目。ソシオネクストが良かったのでこちらもそれなりに評価されそうな予感です。
想定価格は1,270円。主幹事はＳＭＢＣ日興証券です。
吸収金額が想定価格ベースで468億円で、東証プライム上場の大型IPOです。
1979年設立の会社になります。沿革を見ると最終処分処理場の業務から、阪神淡路大震災の災害廃棄処理に関わったりすることでリサイクルシフトの傾向、さらにESGやSDGｓの観点から様々な事業展開を進めて大きくなりました。
メガソーラーからリサイクルプラスチック、バイオマス、メタン発酵など環境系事業で複数活躍しています。
ここ最近SDGｓなどで関心の高まりのある事業になりますので、プライム上場となると一定の買い需要がありそうです。
目論見書の書き方がなんだかリートの目論見書を見ているような雰囲気でもあります。1日の処理能力とかが規模感（収益能力）を表す上で重要な指標となっていそうです。正直、上記の数字を見てもあまりピンとこない人のほうが多いでしょう。
それよりも投資する側としては配当性向の高さなどが目につくところで、目論見書でも「太字で大文字」という極めて重要要素として配当性向30％以上を掲げています。
業績は安定的な伸びを見せており、あまり需要が減るような事業でもないため上場時にポートフォリオに組み込みたいという投資家層は多そうで、第一印象ではとりあえず公募株はお買い得になるのでは？と見ています。
グローバルオファリングで海外へ公募の半分予定であったり、親引けもあるなど、ここの株は価値があるという判断材料になりそうですね。
ＳＭＢＣ日興証券から大型で、しかも小遣いになりそうなチャンスIPOの登場ということでここは久しぶりに当選を頂いて年末のボーナスIPOとなって欲しいです。年末に地合いが崩れないことを祈るばかりですね。
初値予想もお願い致します。