４月のIPO新規承認も登場しました。しかも結構大型で事業的には見込みありそうな銘柄です。上場ラッシュを避けて４月に登場というのは好感ですね。
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)のIPO新規上場情報
キャッシュレス決済のワンストップサービスになります。近頃の流行りの一つですね。株主には三菱商事他、カード会社系が並んでますね。
想定価格は880円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで114億円で、東証グロース上場の大型IPOです。
多くの決済サービスに１台の決済システムで対応できるようにネットワーク対応するなどしている会社です。この業態は他社でも上場会社が増えていますが、この会社も伸びていそうです。ここは「クラウド型電子決済」が国内初で強みがあります。
自社のゲートウェイでネットワークの効率化やセキュリティを高めたりしてそうです。また、自社データベースに決済情報が分かりやすく残るので、データドリブンで販促などの戦略が打てるというのも強みらしいです。
キャッシュレス市場もこれまでは「〇〇対応」とかでお店でバラバラでしたが、これからは「キャッシュレス決済対応」とすれば国内で使えそうなものはすべて使えるという分かりやすさがになるかもしれません。先日、ブックオフでau payで払おうとしたら、店員さんの「冷たい視線で、ステッカーに載ってないの見えないのか？」アクションが怖かったです。
店舗支払い時に、あの対応キャッシュレスサービスがたくさん載っているステッカーすぐさまチェックするの無理あるなぁといつも思いますね。
ビジネスモデルは「フロー収入」「ストック収入」で安定的に収益アップと書かれていていかにもSaaS的な会社ですね。
業績は思ったほど伸びてないというのがぱっと見た目の印象です。事業自体は見どころありますが、他にもゲートウェイ会社が上場しているようにやや乱立して導入競争されている業界でもあります。現状で業績がこの伸びというのはグロースらしさがあまり感じられないですね。
上記状況からかそれほど見込まれた想定価格になってないところは好感が持てるので、公募株に関しては第一印象ではややオススメと前向きな評価でみています。仮条件などさらなる状況が揃い次第、BBスタンスを更新したいと思います。
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