上場中止の出直し案件が2銘柄出てきました。しかも共に3月29日上場。これで3月29日も3社同時上場となっています。吸収金額や話題性など含めて魔の上場日となるかもしれません・・・。
3回目の紹介となると疲れてしまいますね。グローバルにD2C支援などを行っている会社です。メインはアジア市場になります。
想定価格は970円。主幹事はみずほ証券です。
吸収金額が想定価格ベースで30億円で、東証グロース上場の中型IPOです。
まずは振り返りのために1回目と2回目時の情報を出さないといけませんね。
AnyMind Group(5027)のIPO新規上場情報(1回目)
1回目は2022年3月11日上場予定でした。
公募:3,868,100株 / 売出:3,678,400株 / 想定価格1,150円
吸収規模は約100億で仮条件発表前に上場を中止しました。これはロシアウクライナ問題をもろに受けた時期だったので仕方なかった部分もあります。
AnyMind Group(5027)のIPO新規上場情報(2回目)
2回目は2022年12月15日予定。仕切り直しの状況でした。
公募:885,300株 / 売出:1,804,200株 / 想定価格970円
吸収規模は30億程度とかなり規模を下げてます。さらに仮条件も発表され公開価格が1,000円で決定、割当の当選配分まで決まっていましたが、上場直前に中止しています。購入申込み後の上場中止となって、これでかなり不信感のある状態になったと言えます。
そして今回の新規承認です。12月の延期からよくすぐに出てきたなぁ、しかも何故に3月末のラッシュに入れ込んでくるかなぁ?というのが感想です。さすが、主幹事みずほ証券・・・、やることが独特ですね。
なお、今回のIPOスペック(規模感)は2回目と同じです。違う点としては黒字化で引続き伸びていることを証明できていますね。
私は前回公募当選しておりドキドキのつもりだったので、ここで出てくることに腹が立ちますし、前回当選した人に優先配分するぐらいの配慮が幹事証券には欲しいぐらいですね。
いつのまにか3月末が過密スケジュールになってしまい、このような癖のある上場延期銘柄が入ってきたことでややこしい3月IPO戦線になりそうです。逆に言うとエッジがたくさん出ることになりますので、的確なBBスタンス、初値予想、そしてセカンダリー戦略が必要な状況になってきました。
今年の試みとして始めたセカンダリー戦略記事も含めて、精一杯、儲けになりそうな情報提供ができるよう頑張りたいと思います。忙しくなりそうなのでしっかり充電して心と身体を整えておきましょう。
初値予想もお願い致します。