住信SBIネット銀行の新規承認が出ました。2022年3月予定だったところ上場中止になっていました。当時は東証1部上場予定で吸収金額1300億超えの規模でしたが、今回は東証スタンダード上場ですか?なんとしても上場したい、そして期末までに入れ込みたいといった感触を受けます。

住信SBIネット銀行(7163)のIPO新規上場情報

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インターネット専業銀行です。なんとか楽天銀行より先に上場となりそうですね。

想定価格は1,260円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで600億円で、東証スタンダード上場の大型IPOです。

まずは昨年度の上場予定だった時の情報を掲載しておきます。

住信SBIネット銀行(7163)のIPO新規上場情報(1回目)

公募:5,453,500株 / 売出:54,702,000株 / 想定価格:1,920円

「↓今回」
公募:0株 / 売出:41,468,400株 / 想定価格:1,260円

売出し数を約5分の4程度に縮小。公募株は0に変更になりました。また想定価格が1,920円→1,260円と随分と値下がりしていますね。約35%程度の割引です。1年でこれだけ下がるとお買い得感は感じるものの、どうして3月末に上場してしまうかなぁと思いますね。

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ネオバンクという愛称を付けていますが、従来の銀行と違う部分がいくつか書かれています。自社テクノロジーで金融サービスのセキュリティなどを持っているのは強みかもしれません。

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BaaS(Banking as a service)事業ではパートナーシップで様々分野での金融サービスのハブとして活躍したいようです。このあたりは〇〇経済圏といったエコシステムをうまく作れるかですね。どの程度WinWin実現するのかはこれから見定めたいところですが、こういったパートナーシップってどうもWinWinになってないことが多く、利用者の利便性がどこまで向上するかによって他のエコシステムとの闘いになりそうです。

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業績は安定して堅調継続です。これだけ見ると昨年度上場予定の想定価格より35%も安いのに買わない理由あるの?となってしまいますが、もともとの想定価格が高すぎたという評価にもなりますのでなんとも言えないですね。

結局は株価は需給で決まりますので、この2023年の3月末というタイミングで上場することで初値がどうなるかを予測しないといけないですね。どちらかというと中期的視点で見たほうが良いIPOという感触かもしれません。

住信SBIネット銀行(7163)のIPO新規上場情報

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