2月22日に新規承認となった銘柄の最後の横顔チェク記事になります。それにしても3日で12銘柄が一気に出てきました。3月下旬は29日が最終営業日ですので、これで一旦終わりなのか翌週に29日上場銘柄が少し出るか程度で終了となりそうです。
PR広告などマーケティング会社になります。ロゴもそうですしホームページもそうですが45度を意識。ホームページ見ると、とにかくオサレ、洗練されたイメージなんでしょうね。私は苦手なタイプかも知れません。
想定価格は1,040円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで58.4億円で、東証グロース上場の中型IPOです。
ちょうど同じ日に新規承認となった情報戦略テクノロジーではモノトーン調で、どこか「怒っている」「戦っている」風のメンバーの写真でしたが、マテリアルグループは下図の印象です。
明るい社内でそれぞれかっこよく仕事してます。って感じですね。
せっかくなので情報戦略テクノロジーと並べてみます。
面白いものでホームページのメンバー紹介の雰囲気を見るだけでも社風を感じることが出来ます。
と余談は置いておいていつもの横顔チェックです。
事業内容はPRコンサルタント、デジタルマーケティングあたりになります。社名にグループとついているように複数の連結子会社(6社)で構成されています。事業領域は3つになっていますが、いずれも「PR」「マーケティング」の専門集団で企業のブランド成長支援となっています。
具体的にはPR部門を一気通貫・総合的に支援しているみたいですね。プロジェクトごとにチーム編成してあたる模様です。今回の上場で売出の一部が親引けとなりますが、親引け先がYoutuber事務所のUUUMです。プロデューサーとかがヒカキンに案件お願いできますよ!みたいな感じでやってそうな気がします。
目論見書の見出し部分でも多くのページを割いているのが、最近のPR系の変化についてです。上記の図などは分かりやすいですね。従来の手法では全然効かなくなっていて、今は様々なコミュニケーションツールがあることでブームの広がり方、ブランド力の付き方が一昔前とは違います。
そのような変化に巧みに対応して支援範囲を広げていることで伸びているようです。複雑になっていることで、グループ会社として各部門単一事業だったものをくっつけて総合力で対応している感じでしょうか?
業績です。10期目超えあたりですが堅調な内容にはなっています。業種・業績はそれなりに評価できそうです。
またグロース上場企業にしては珍しく株主還元の方針が書かれていて「配当性向33%」を強調しています。VCが大量に売り出すIPOということで買い需要を喚起したいというのは分かりますが、ここまでしっかりと書いていればそれなりに買いが入るのではないかと期待したくなりますね。
IPO初値視点で見ると筆頭株主含めファンドのイグジットIPOにはなっています。公募5万株しかなく売出が500万株弱あり、吸収金額60億弱です。これらのスペックだけ見れば初値向きではないという評価になりますが、配当政策なども出してきており、業績の裏付けもあります。地合いも良いですし、ここまで条件を出してくれば初値から頑張る可能性もありますね。
いずれにしても仮条件が発表されてから大手の予想レポートなども参考に最終判断を下したいと思います。第一印象的には敬遠されやすいけど、意外と行けるかもぐらいの感覚です。主幹事野村證券はこれぐらいの規模のイグジットIPOも上手にこなすイメージはあります。当たり易さがあるだけに良く考えてBBスタンスを決めたいです。
初値予想もお願い致します。