名証ネクスト市場へのIPO新規承認もでてきました。市場再編後4例目になります。毎年1銘柄ぐらいは新規承認されている感じでしょうか?ケイ・ウノは上場観測がありましたね。

【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)

名証ネクスト上場銘柄を調べるには分析版が便利ですので参考にしてください。

ケイ・ウノ(259A)のIPO新規上場情報

オーダーメイドジュエリーを得意とする宝石小売店経営です。創業から40年を超え、現在でもジリジリとですが伸びています。時代はファストファッションと唯一品の2極化が感じられ中間タイプが一番厳しいです。ケイ・ウノは特別感に強みですね。

想定価格は2,320円。主幹事は岡三証券(岡三オンライン)です。
吸収金額が想定価格ベースで5.31億円で、名証ネクスト上場の小型IPOです。

名証ネクストで5億レベルは決して小さくはなく、また小売業の上場なのでそこまで人気がつかないので上場時の売買は閑散としそうなのが容易に想像つきます。

事業の概要です。国内に直営店31店舗、海外に3店舗、さらにアジア圏に卸売事業もあります。国内店舗の特徴としてはディズニーのお姫様スタイルのような建物で、店舗に行くだけでも優越感を味わえるようになっています。乙女心をくすぐるのが得意そうです。

またオーダーメイドジュエリーは普通高価になりがちですが、自社で工場体制も整えていることから既製品とそれほど変わらない値段で提供できるようです。それなら、自分のオリジナルが欲しいという人が選択しそうですね。

ジュエリー制作に日本の伝統工芸の手法や、アニメや映画といったキャラクターアイコンを創ることも出来ます。ダイヤモンドにミッキー柄が浮かび上がるなんてのは非常に人気が出そうです。一時期、ディズニーランドで隠れミッキー見つけるのが流行りました。

目論見書やホームページの綺麗な宝石類を見ていると自然に気分が良くなるので、やはり宝石の力、輝くものを見るというのは悪くないなぁと思いますね。男の人なら「焼肉の匂いでご飯が食える」みたいな感覚でしょうか?

業績です。売上高はほぼ横ばいか、ちょい上昇程度で、成長性には乏しいように見えます。しかし、アジア圏にもMade in Japanの高品質ジュエリーを展開しているようですので世界的ブランド展開は気になります。日本のカルチャーと結びついた商品展開が面白いのではと思いますね。そう考えるとディズニースタイルだけでなく、日本アニメ・漫画系とのコラボのほうが受けるかも知れません。

【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)

最後にもう一度名証ネクスト市場のIPO状況を振り返っておきましょう。初値は不振となることが多く、今回も似たような認識の第一印象です。しかしながら時間をかければ期待ができる可能性はありますね。こう考えると、公募申込み初値売り体制よりは、上場時は様子見で閑散市場で下がってくれれば仕込むというやり方のほうが賢そうです。

過去の3銘柄は初値では1勝2敗時間を掛ければ3戦全勝状況ですので、焦らず見るというのが大事になりそうです。

ケイ・ウノ(259A)のIPO新規上場情報

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