またまたGMOの冠がつく親子上場の登場です。親子上場は良くないと言われながらもGMO系は良く出てきますね。グループの上場会社が増えたり、上場後減ったりしています。基本的には好業績が多いので、IPOファンとしては歓迎ではありますね。GMOクリック証券でも取り扱いしそうですね。
小売店舗などでCX向上、DX推進サービスです。マーケティングプラットフォームなど、複数のシステム導入で小売店舗を支援します。他社にもサービスがありそうですがIT系はGMOは強みはありますね。一方でGMO系に頼りすぎると困ることも多いので、GMOは付かず離れず、うまく使いこなすことが重要でしょうか?
想定価格は1,160円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで20.9億円で、東証グロース上場の中型IPOです。
GMOのグループ会社が上場する時はいつも大和証券が主幹事ですね。そしてGMOクリック証券にも委託幹事として結構な量が回ってきているので、知られてない超穴場証券になります。
こういうIPOのためにGMOクリック証券を用意して、これから始まる手数料無料化の恩恵も受けられるので、GMOクリック証券はいいタイミングで伸びそうですね。
なお、GMO系の親子上場は前回は2020年まで遡るので5年ぶりです。
GMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO新規上場情報 2020年7月上場
GMOメディア(6180)のIPO新規上場情報 2015年10月上場
こう振り返ると5年に1回ぐらいのイベントみたいな感じでの登場ですね。親子上場でも出てくるぐらいなので、上場する企業の状況は良いものばかりです。
GMOコマースの事業概要です。店舗に対して様々な支援をしていますが、特にCX向上、DX推進、マーケティング支援を行っていて、GMOはIT系で様々な業種とデータがあるのが強みでしょうか?
会社設立からの伸び状況です。もともとはお店のSNS活用などで事業を立ち上げ、EC支援が強かったみたいですが、現在では店舗支援の方が伸びています。激戦のECではなく、愚直に店舗にコマース支援導入に舵を切って伸ばした感じですね。シンプルにビジネスがうまいと感じます。
ビジネスモデルを細かく紹介していますが、主要サービスは「GMOマーケティングDX」「GMOマーケティングコネクト」でSNS販促支援やAIによって的確なマーケティングが出来るようになるシステムが揃っています。費用対効果の高さを狙っていますね。
店舗などでLINEやInstagramを活用したいけど、うまく出来ない人は多く、こういったサービスを利用している方が多く見られます。それなりの有効活用が出来ますが、一方で結局は店主がかなり疎い人だと、システムに頼りっきりでしんどい状況になっている方も多いかもしれません。
収益モデルはストック収益が7割です。導入時の価格を抑えて、同業種に比べて先んじて利用してもらい継続利用中に利益が積み上がっていくスタイルはGMO他、ネット系のサービス業では良く取られる戦略ですね。最初にGMO系は付かず離れず有効利用が良いと書きましたが、収益モデルが上記のような形なので、利用者側も付かず離れずで利用するのが一番価値が高くなるのでしょうね。
業績推移です。しっかりとした黒字経営ですが、特に急成長という訳ではありません。この手のIPOは基本的にはB級評価になりやすいスペックですね。親子上場ですので、上場時の想定価格はそれなりの買いやすい価格設定にはなっているでしょうし、初値売りで小遣い稼ぎ程度にはなりそうです。
中長期的にはなんとも言えないですが単価も高くないので、ジリジリと横横の飛行を続けそうですね。安くなればお買い得な株、高くなれば利確したい株というシンプルな戦略が成功しそうです。
久しぶりのGMO系のIPOですので、GMOクリック証券で取り扱われる事を知らない人も多いかもしれません。穴場証券でしっかりゲットできたら嬉しいですね。
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