11月の後半の部のIPO新規承認が出てきました。先日はいきなり2件のIPOが中止となりましたので、やや不穏な雰囲気でしたが、グロース上場のIPOが出てきてホッとしています。12月の上場ラッシュに向けて特に問題なく相場が進んで欲しいところです。

ノースサンド(446A)のIPO新規上場情報

総合コンサルティング事業ということでコンサル系ですが、ホームページや目論見書のデザインなどを見ると若くて活気のある感じがします。コンサルさんは従来は学歴・腕組み写真で人の見映えを良くするイメージですが、こちらは泥臭く活躍のキャラが良いですね。役員一覧のページをみると、なかなかのキャラですが・・・。

想定価格は1,060円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで209億円で、東証グロース上場の大型IPOです。

従業員が約1,600人規模と在籍人数も大きいコンサルファームですね。

今回はまずは理念のページから、このキャラクターは転載したいところだったので紹介します。ビジョンやミッションは今どきで普通ですが、楽しく泥臭く仕事しているイメージが良く出ています。コンサルって押し付け感が強いイメージがありましたが、そうではなくて必至に伴走して結果出す方向性の企業が増えているのかも知れません。

行動指針として「8つのルール」を掲げています。コンサルファームは属している人材が命ですので、その人材育成としてしっかりとしたルールが必要です。ここ最近の高等教育を受けた日本人(いわゆる学歴社会で勝ち抜いてきた人たち)はルールや指針を掲げた中で、しっかり動ける人が多いと思います。コンサル系の会社が増えているのも頷けます。

ビジネスモデルです。特にITコンサルティングに強みがありそうですね。DX支援、CX支援あたりの流れが非常に強く、ホームページのデザインセンスも重要そうです。目論見書も良く作られているなぁと感じます。

その中で、コンサルティング業界での特徴として「人間力重視」「自分ごと集団」「チーム主義」を掲げています。これらの特徴は確かに自分が感じる従来のコンサルではなく、今風のコンサルという雰囲気があります。ただ、ちょっと感じるのが大手の会社が自社で人を雇わず、結局、従業員が外のコンサルティングファームに属しているだけという切り分けがなされているだけの気もしますね。人材派遣業との違いが良く解んなくなってきています。

後半に企業がひと目で分かる「at a glance」が載っていました。働き方として企業価値が高く伸びていますよの証明は感じますね。今、IPOで上場するには丁度よい企業と言えそうです。

業績も見ておきましょう。ここ数年の成長力はかなり高いですね。コンサル系のIPOは最初の出だしの頃はかなり高PERで期待感高すぎが多かったですが、最近はしっかりした成長が既に見えていて上場する会社が増えています。ここも違わずで、新規性には薄れ始めているもののしっかりと人気業種のIPOとして稼働している感じです。

規模感が大きいながらも好業績銘柄ですので、配分も初値も期待値がありそうで楽しめそうなIPOです。11月下旬のIPO情勢が揃ってから再度BBスタンスを検討したいですが、第一印象としては好印象と言えそうです。大和主幹事ということで大和コネクト証券が活きてくるでしょうか?

ノースサンド(446A)のIPO新規上場情報

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