4月のIPO新規承認は早くも2つ目が登場です。この頃には地合い回復となっていることを希望したいですが、またまた化学セクターとセクター的には厳しい状況のときには不人気になりやすい業種ですね・・・。

ビタブリッドジャパン(542A)のIPO新規上場情報

最初に発売したスキンケア商品「ビタブリッドCフェイス」がそのまま社名になってますね。化粧品や健康食品などを売る化学セクターです。目新しさはないですが、宣伝に芸能人多用としていることで認知度は高いでしょうか?

想定価格は1,370円。主幹事はSBI証券です。
吸収金額が想定価格ベースで25.8億円で、東証グロース上場の中規模IPOです。

ホームページを開くとアクティブなページで芸能人のCMが大画面がガツガツ流れます。私はこういうタイプは忌避するのですが、こういうノリで売ってくる会社というのが良く分かりますね。

目論見書の最初の経営方針の部分に、ほぼ商品一覧が揃った画像があります。ダイエットなどの健康食品にスキンケア商品、主に美容系が揃ってますね。

沿革で大きな企業の流れがみれます。最初にビタブリッドC技術というものでスキンケア商品がヒット、その後、ダイエットサプリとして2019年に発売したターミナリアファーストというものがヒットして大きく売上高を伸ばしています。糖質や脂肪を落とすサプリメント系は、良くSNSやネットでのCMでも流れてきて怪しさも感じますが、ここはよりCMでのブランドイメージ向上を狙ってそうです。

代表的な商品の「VitabridC12FACE」を紹介します。独自技術でビタミンCを長く残す特許を持っています。ビタミンCは良いけど、体からすぐに流れやすいというのは常識ですので、それが長く持つのはこの技術を持っている商品だということで納得性もあり、よく売れるのは理解できます。

重要な販売モデルについてです。ある商品を新規に出す時に、最初は先行投資で大きな赤字になります。しかし、一旦始めたら他のものではなくリピートしてくれる自信のある商品であることから、数回目ぐらいから黒字へ反転、後は大きく利益が積み重なっていくモデルです。また販売も自社ECの独占販売が主流で、安定的な収入が見込めるというメリットがあります。

近頃はヒット商品よりもビタブリッドの商品群は安心できるというブランドイメージ向上への戦略にも舵を切ってそうです。独自技術で素晴らしいものは何個も出来ませんから、ヒット商品を軸に他の健康食品も売っていきたいところでしょうか?

業績です。ここ最近のグラフ的には成長力は最近は乏しく感じますが、逆に安定的に売上も利益も推移していますね。このままの収益力をバックに上場したことでさらなる認知度と安心感を手に入れ、新規商品・新規領域への参入でヒット作が更に出るか?が求められそうです。業績や価格設定は悪くないですが、最近はIPO自体が不人気なことが影響すると、初値や上場後の株価推移は心配な部分もあります。

しかし、長期視野で考えると株主優待新設も期待できそうな業種ですし、儲かっている企業でPER的にも上場時のディスカウントもあります。配当は出ておらず、先行投資・成長投資型なのでしばらくは期待できません。

長い目で見るとこで儲かるポイントが生まれそうなIPOとも感じますが、IPOファン的には長期目線でなく、ド短期で公募ゲットで初値売りでまずは儲けたいという人が多く、ここは上場時の地合い回復次第と言えそうです。なお、4月2日は同時上場となっており、初値に対しては分散するので良くないですね・・・。

主幹事SBI証券です。初値で大きく儲かるそうな雰囲気は無さそうなのでポイント投入は少なそうです。ちょっと長い目で見て1枚あたりの利益目標を決めて取り組めば、お小遣いにはなりそうですし、安いところで手に入れて株主優待が出るのを待つという手もありそうな銘柄ですね。

ビタブリッドジャパン(542A)のIPO新規上場情報

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