ワールド(3612)の公開価格が決定しました。大幅に仮条件を引き下げてきたのですが、それでも下限決定ということで特別にチェックしてみたいと思います。
ワールド(3612)のIPO新規上場情報
仮条件(2,900~3,200円)の下限2,900円で決まりました。
なお、想定価格は3,630円でしたので、スタートは想定の730円下で約2割も低い位置になります。今年のIPOで下限決定といえば同じく野村證券主幹事の信和があります。いわゆる地味系大型IPOでしたが、こちらも想定価格からは約17%下のスタートで、結果は公募割れでした。
信和(3447)の初値結果は公募割れの1,106円、初日で公募価格は回復!
今回もこの結果と同じで、初値は引受価格必至になりそうです。なお、引受価格は2755円になっています。まだ100円以上の下げ幅はありそうですね・・・。信和に関しては地味ながらまだ需要などはあると思っていましたが、こちらのワールドは再上場で業種・業態の成長のイメージもあまり湧かないので、手を付けにくいところはありますね。
【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)
過去の結果からすると相当厳しい状況になりそうですが、しっかりパスできる方はパスして後のIPOなどに備えましょう。唯一、かなり下がるようなら小売ということで株主優待などでエサ付けして株価を上げる施策もあるかもしれません。
かなり悪い書き方をしていますが、上場結果とそれ以降の動きは楽しみですし、こういった銘柄に引っかからないようにしっかり監視してIPO市場が萎縮しないようにと思っています。
主幹事の野村證券はこういうのも上場させる手腕がありますので、厄介とは言えますがIPOでは絶対に必要な証券会社でもありますね。
今回は私はSBI証券のIPOチャレンジポイント狙いのみの参加ですが、当落状況も明日朝には報告したいと思います。