大江戸温泉リートの仮条件引き下げから皆さん迷われているみたいなので、当方の見解を紹介します。
基本リートに関してはBBスタンスのための詳細記事を書いてもと思っているのでBBスタンスと初値予想だけを更新しています。大江戸温泉リート投資法人に関してはC評価で初値予想はややプラスを目論んでいます。
もともとリートのIPOは通常のIPOとは別口で考える必要があるので、同列に掲載するのも忍びないのですが、今回過去のリートIPO情報をもう一度まとめてみました。
改めて見ると最近のリートの初値成績は悪いですね。
【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)
IPOの分析ページでセクターをREITにしてその他の項目を全体にすると過去のリートIPOの状況が一覧でわかります。
ここ最近、想定価格から仮条件を引き下げたリートIPOは少ないです。パット見では2013年のSIA不動産投資法人ですね。見事に公募割れしています。その前は2012年のケネ系レジリートでこちらも公募割れです。更に前は2007年の産業ファンドリートでまたもや公募割れです。
いずれも主幹事がSMBC日興証券の案件でした。今回は野村證券で 若干毛色の違うリートというのが話題性を呼んでいてどうなるかというところです。
ただ、過去のデータ分析から見ると敢えて参戦する必要性も感じづらいです。ということで結果的にBBスタンスはC評価にしています。ただ、個人的には面白みのあるリートだと思っています。公募で参加する必要性はないかもしれませんが、安くなったら投資口優待や高い利回り、温泉リートを持っている優越感などで買ってみても良いかもしれません。
今回2001年の初上場から全てのリートを改めて再検証してみました。
長期的にみてもリートで重要視されるのはスポンサー力や物件の格という印象です。そういう意味では、なんだか古い温泉ホテルを買い取って運営している大江戸温泉リートは少し弱いですし、スポンサーも謎ですね。
不動産投資信託(REIT)IPOの考え方、通常のIPOとは別口で考えよう
結論的にはリートでなくて不動産セクターで、普通のIPOで出てきたほうが面白かったような気もします。リートって言われると何で?って気にもなりますね。
一応、ネット申し込みだとSMBC日興証券で可能です。
安宿1泊分ぐらいにはなるかもしれませんし、参加はしてみようかと思っています。