12月予定のIPO全ての仮条件が発表されましたので、全銘柄のBBスタンス更新を完了しました。結果的にC級評価という微妙銘柄が増えてしまいましたが、そのC級評価でも、見方によっては評価が分かれる(下値は固い、注目度は強めなど)ので、そのあたりの微妙な違いで選別すると良いかもしれません。

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当方のBBスタンスは仮条件を見てから更新していますので、少し遅くなりますが出来る限りブックビルスタート日までには更新するようにしています。

まだまだBB期間中の銘柄がたくさんあります。後半ほど皆さんBBし忘れなど増えそうです。

まだ、軽く紹介していない2銘柄を少し紹介しておきます。


セキュア(4264)のIPO新規上場情報 最終評価:B(7)

このところ入退室などのクラウド管理システム系IPOが増えていますね。これまでのIPOよりはこちらはしっかり利益も出ていて、ビジネス感覚的にはスモールスタートからスケールも思想で面白そうです。

小型でIPOスペックとしても高騰可能性を秘めていて、上場ラッシュ明けの週のIPOは最後の楽しみとなりそうですね。

SMBC日興証券主幹事案件です。

今年はどの主幹事も、最後の最後にちょっと良さげな案件持ってきて、少し前のIPOで公募割れしてもごめんなさいIPO用意してるようなタイミングですね。

1,800円(想定価格比: +930円/+106.9%)

しっかりとした初値を期待していますが、上場ラッシュ明けで買い疲れ感も考慮してB評価にしています。まぁ、小型なので影響は薄そうです。後枚数が少ないので、当選妙味の薄さからも評価を下げています。


Institution for a Global Society(4265)のIPO新規上場情報 最終評価:B(6)

こちらが真の2021年最終IPOです。上場日は大晦日2日前の12月29日。受渡日は翌年ですね。12月の権利付落ち日です。最終IPOということで注目が集まりやすいですし、業種も新規性の高そうなAIも絡んだビジネスということで評価されやすそうです。

一方、規模感がやや大きく、VC保有多く放出もなかなか多いことから警戒されやすいIPOでもあります。強弱含む内容ですが、結局は最終単独IPOということで期待値は高くなりそうです。

2,500円(想定価格比: +840円/+50.6%)

BBスタンスはB評価、初値予想はとりあえず1.5倍付近として上場前の地合いから上方下方のどちらかの変更をしそうですが、初値プラスは大丈夫じゃないでしょうか?

こちらは野村證券の最終案件。最後の案件としては入れても良さそうなIPOを持ってきた感があります。


以上、仮条件発表後短評を紹介していなかった2銘柄を紹介しました。

週末にブックビルを検討して過ごしている方が多いと思います。来週はBB期間の終了と公開価格発表、そして当落発表がラッシュとなっています。当落結果悲喜こもごもの状況になりそうですが、出来る限り楽しみながら参加できたら良いですね。

株主優待+新規公開株カレンダー

私はGoogleカレンダーでIPO予定を無料公開していますのでスケジュール管理にお使いください。自身のGoogleカレンダーに読み込むことが出来、自動更新されて便利です。

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【IPOカレンダー・一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

最後にカレンダー形式でIPOを紹介しているページを載せておきます。このページでは日ごとの吸収金額総計を確認できますので、資金吸収額の流れを確認できます。20日の週は

  • 76億
  • 157億
  • 442億
  • 532億
  • 204億

となっており、実は合わせても2000億行きません。大型上場一つで1000億超えが入ったりすることも考えると総額では大きくないです。ただ、数が多すぎるので、やはり注目されない銘柄は閑古鳥の状態で初値公募割れの危険性が高そうです。