日水コン(261A)のＢＢスタンスと初値予想

日水コン(261A)のブックビル期間が9/27 (金)に始まります。
社名からもオールド感が漂う上水道建設コンサルタントです。第一印象は初値厳しそうですね。

仮条件は1,320～1,430円 (変動率：-7.7% ～0.0% 中立 )です。
主幹事は野村證券です。あの野村證券が仮条件で強気になれない、そんな気配でしょうか？

・初値予想、ＢＢスタンスを更新しました。
⇒日水コン(261A)のIPO新規上場情報

地味系の代表といった「スタンダード上場」「オールド企業」「インフラコンサル系」というところで、さらに主幹事野村系のファンドのイグジット案件。幹事団も野村證券と岡三証券の2社体制という、誰もIPOでは欲しがらなさそうな銘柄をどうやって売るかといった内容に見えます。

売る方の謳い文句としては、高い配当性向・機動的な自社株購入によって安定配当・株価安定をアピールしています。それを言われても、わざわざ売出株に参加するほどディスカウント感がないのは残念なところでしょうか？結論的には特段事情がない限りは様子見姿勢で良さそうな銘柄です。

私の一発目の初値予想は1,400円（想定価格比: -30円/-2.1%）としました。

BBスタンスはD評価。初値予想も公募割れとしました。頑張っても初値が上昇する要素が少ないため妙味なしのIPOと見ています。目論見書にも書かれているように配当や自社株買いに期待ということで、キャピタルゲインではなく長期保有によるインカムゲインに期待しましょう。

そうであれば上場時に急いで買う必要はありません。10月はたくさんのIPOが登場しますので、しっかり選別して対応したいところですね。また、しっかり選別されてしまうでしょうから、ここは人気なしで苦しい結果になるのでは？と考えています。

⇒日水コン(261A)のIPO新規上場情報
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