2日目に値がついたショーケース・ティービー含め、3月19日上場予定の4銘柄の初値結果をまとめます。

今後のIPOの参考にして頂ければと思います。

初値売りで約2万円プラスです。当選者の方、おめでとうございます。

⇒【2015011】ヒューマンウェブのIPO情報

【3224】ヒューマンウェブ（公募価格1,800円）

3224  
初値：2,010円（公募比: +210円/+11.7%）
高値：2,244円
安値：1,854円
終値：1,960円
出来高：1,330,200株（公募売出総計：382,300株）

オイスターバー運営のヒューマンウェブの初値は公募比12％高

 

（ブルームバーグ）：首都圏中心にオイスターバーを運営するヒューマンウェブ が19日、マザーズ市場に新規株式公開（ＩＰＯ）した。公開価格の1800円に対し買い気配で始まり、初値は公募比12％高の2010円となった。

 

同社は、百貨店や商業施設を軸に「ガンボ＆オイスターバー」などの１月末時点で直営店28店舗を展開する。産地や季節で風味が異なるカキの特性を生かして複数産地の生がきを提供、焼きや蒸しなどの方法で独自メニューも手掛ける。広島県に卸売施設を所有、厚生労働省基準より厳しい自社基準をクリアした商品を直営店、グループ外の飲食店にも卸している。上場に際し公募20万株、オーバーアロットメントを含む売り出し23万9600株を実施。主幹事はＳＭＢＣ日興証券。

 

2015年３月期の連結業績計画は、売上高が前期比24％増の39億700万円、営業利益が13％増の２億5100万円、１株利益は132円59銭の見込み。14年４月－12月期は、直営店の客数・客単価の増加が寄与し、売上高は28億800万円、営業利益は１億600万円だった。

大方の予想より安く値がついた格好です。このところのIPOの異常なオーバーシュートや上場日が重なった時の2極化が顕著に出た結果だと思います。

こうなると3月上場のIPOで公募割れの危険性が増す銘柄も増えてきますね。

また安くついた割にはセカンダリーも伸び悩んでいるのは、今後も上場が続くなど資金の行き場として、なかなか渡ってこないからでしょうか？見直し買いがあるかは難しいところです。

ピタリ賞は見事、はげたか様が的中です。

3月のIPO終了時にまとめてギフト券を送付します。しばらくお待ち下さいませ。

続いてエスエルディー。

初値売りで約2.5万円のプラスです。当選者の方おめでとうございます。

⇒2015012】エスエルディーのIPO情報

【3223】エスエルディー（公募価格1,650円）

3223 
初値：1,903円（公募比: +253円/+15.3%）
高値：1,950円
安値：1,687円
終値：1,780円
出来高：652,200株（公募売出総計：253,000株）

「和」「南国」カフェ運営のエスエルディー、初値は15％高に

 

（ブルームバーグ）： 関東を中心に飲食店運営やプロデュース、コンテンツ企画などを行うエスエルディー が19日、ジャスダック市場に新規株式公開（ＩＰＯ）した。公募価格の1650円に対し買い気配で始まった後、初値は15％高の1903円となった。その後は一時1687円を付けるなど弱含み。

 

同社は、関東や東北、東海など主要都市の繁華街エリアを中心に、立地や空間特性に合わせた多様な店舗開発を行っている。瓦をモチーフに和のテイストを取り入れたカフェダイニング「kawara CAFE & DINING」や南国をイメージした「hole hole Cafe & Diner」、ライブハウス「ＬＯＯＰ」など、2014年３月末時点で50店舗を展開。上場に際し公募15万株、オーバーアロットメントを含む売り出し14万900株を実施。主幹事はみずほ証券。

 

2015年３月期の業績計画は、売上高で前期比17％増の45億4300万円、営業利益で40％増の１億8300万円、１株利益は117円87銭の見込み。14年４月－12月期は、新規出店や商業施設内の店舗運営プロデュース案件の受託などの推進が寄与し、営業利益は１億5400万円だった。

エスエルディーも予想よりも安い初値がつきました。しかもその後、かなり下押ししています。

また本日2日目ですが、更に下げて公開価格付近まで下がっています。かなり下がりきっている気もしますが、ここまで来ると上げるのもじっくり時間を掛ける必要がありそうです。

個人的には利用したことがあるので、面白そうなところが上場したと思っていましたが、中途半端な小売は人気が無いですね。同時に株主優待（いまいち）も発表していて3月期末が近いので優待買い・・・はあまり効果がなかったようです。

ピタリ賞は残念ながらいませんでした。

申し訳ありませんが、3月はニアピン賞を設けていませんのでご了承下さい。

残りのリートとショーケース・ティービーは記事が長くなりますおで、分けて更新します。

全体的にIPOへの不信感というか、高騰し過ぎの初値への警戒感がでていると思います。需給で上げようとしている主幹事のやり方にも少し問題があると個人的には思っています。

⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

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