【2015/03/26 3社初値結果】日本動物高度医療センター、プラッツ、モバイルファクトリー

本日は3月の3銘柄同時上場の最終日でした。
結果的には初値はまぁ想定できる範囲内だったと思います。

値がついた順番に見て行きたいと思います。

まずは日本動物高度医療センター。

初値売りで約5万円プラスです。当選者の方、おめでとうございます。

⇒【2015021】日本動物高度医療センターのIPO情報

【6039】日本動物高度医療センター（公募価格1,130円）

初値：1,630円（公募比: +500円/+44.2%）
高値：1,761円
安値：1,451円
終値：1,640円
出来高：2,481,600株（公募売出総計：725,300株）

日本動物高度医療センター初値44％高、川崎に拠点－マザーズ

（ブルームバーグ）：犬・猫など小動物向けの病院を運営する日本動物高度医療センターが26日、東証マザーズに新規株式公開（ＩＰＯ）した。公開価格の1130円に対し朝方から買い気配値を切り上げ、初値は44％高の1630円となった。

同社は2005年９月の設立で、本社は神奈川県川崎市。全国の１次診療の動物病院と連携、高度医療（２次診療）の提供を目的に川崎本院、名古屋分院の２カ所に施設を持つ。循環器、呼吸器、消化器、泌尿器、腫瘍など診療科目は11、かかりつけ病院からの完全紹介制をとる。昨年１月には、動物の画像診断施設を運営するキャミックを子会社化した。

15年３月期の連結業績計画は、売上高が前期比29％増の19億1300万円、営業利益は38％増の１億5800万円、１株利益は60.97円。公開ベースの予想ＰＥＲは19倍だった。上場に際し公募13万3000株、オーバーアロットメントを含む売り出し70万1000株を実施。主幹事はＳＭＢＣ日興証券が務めている。

ロックアップ解除価格1,695円が相当意識された展開だと思います。初値自身はロックアップより下で値がついたので買いやすかったのではないでしょうか？

その後、ロックアップ解除を迎えVCの売り玉を意識した展開。午後には我慢できず落ちていきましたが、さすがに安くなったところで買い戻しもありました。

引けで初値より高い位置にありますが、今後IPOが途切れた時に大きな買いが入らないと閑散としてなかなか上がらない不安はありますね。

ピタリ賞はいませんでした。

一応、新規性があるということで読者予想含め初値予想は高いですが、かと言ってVCの売り玉状況を見ると入りにくい状況です。

続いてプラッツ。

初値売りで約23万円のプラスです。当選者の方おめでとうございます。

⇒【2015020】プラッツのIPO情報

【7813】プラッツ（公募価格3,240円）

初値：5,550円（公募比: +2,290円/+70.2%）
高値：6,450円
安値：4,830円
終値：5,030円
出来高：947,900株（公募売出総計：161,400株）

福岡本拠の介護ベッドメーカー、プラッツの初値公開比70％高

（ブルームバーグ）：介護用ベッド、マットレスなどを製造、販売するプラッツが26日、東証マザーズと福岡証券取引所Ｑボードに新規株式公開（ＩＰＯ）した。マザーズでは、公開価格の3260円に対し朝方から買い気配値を切り上げ、初値は70％高の5550円。

同社は1992年７月の設立、福岡県大野城市に本社を置き、自立支援電動ベッドの「ケアレット」シリーズや在宅介護用ベッド「ミオレット」シリーズなどを全国の営業拠点を通じ展開している。介護ベッド用マットレス、医療家具など周辺機器も製造、販売。品質検査工場は福岡、主力製造工場はベトナム、デンマーク、マレーシア、韓国に置く。

15年６月期の連結業績計画は、売上高が前期比11％増の50億900万円、営業利益は39％増の２億7300万円、１株利益は543.22円、１株配当は140円。公開価格ベースの予想ＰＥＲは６倍だった。上場に際し公募12万株、オーバーアロットメントを含む売り出し６万5600株を実施。主幹事は大和証券が務めている。

ちょっと5000円を超えてきて買いづらくなりましたが、後場で特買いスタート一時は6,450円まで行きました。初値買いで後場の特買いで売りで十分に利益が出ますが、セカンダリー勢同士のバトンタッチの感覚です。

結局終値で5000円程度と落ち着くところに落ち着いた感じですね。

正直、介護ベッド屋にしては上場時から買いにくい価格帯なので、早い目に分割発表などがあるのではないか？と思っています。株価が分割で上がるかは別ですが・・・

ピタリ賞は愛読者様が的中です！切り良くゴーゴーゴーが的中しましたね！

読者予想平均値がなんだかんだで5,603円とまた鋭い指標になっています。

もう少し安ければ老後のために買っておいてもいいんですが・・・、えっ？分割してからでは買い時逃しますよって？どうでしょうね^^;

最後にモバイルファクトリー。

初値売りで約14万円のプラスです。当選者の方おめでとうございます。

⇒【2015018】モバイルファクトリーのIPO情報

【3912】モバイルファクトリー（公募価格1,410円）

初値：2,812円（公募比: +1,402円/+99.4%）
高値：3,250円
安値：2,332円
終値：2,358円
出来高：4,597,200株（公募売出総計：947,000株）

モバイルファクトリーの初値、99％高－「恋Ｑ部」「駅奪取」

（ブルームバーグ）：ソーシャルアプリ、モバイルコンテンツ事業を展開するモバイルファクトリーが26日、東証マザーズに新規株式公開（ＩＰＯ）した。公開価格の1410円に対し朝方から買い気配値を切り上げ、午後に形成された初値は99％高の2812円だった。

同社は2001年10月の設立で、東京都品川区に本社を置く。モバイル向けサービスに特化、ソーシャルアプリではラブコメディーゲームの「おかえりなさいご主人様！！」、学園恋愛シミュレーション「恋Ｑ部！（れんきゅーぶ）」、位置情報連動型ゲームの「駅奪取」シリーズなどで知られる。モバイルコンテンツでは、通知音で雨を知らせる「ａｍｅｔｔｏ」、くまモンと着うた・着メロを簡単設定する「ＫＵＭＡＴＴＯ」などを展開。

15年12月期の業績計画は、売上高が前期比6.1％増の16億3300万円、営業利益は14％増の２億4100万円、１株利益は66.35円。公開価格ベースの予想ＰＥＲは21倍だった。上場に際し公募24万5000株、オーバーアロットメントを含む売り出し83万6000株を実施。主幹事はＳＢＩ証券が務めている。

朝の気配では2000円付近の気配値になっていたと思うので案外安く付きそうだと思ってましたが、お得意の吊り上げで2,812円とほぼ公募の2倍価格で初値がつきました。

私の初値予想が2倍辺りだったので、吊り上がってこの程度とかなり想定内に近づいた感じですね。なんとなく意識される3,000円の壁を超えた後は、吊り上がった分急落も早かったです。

終値で2,358円と朝の気配の2,000円ぐらいで値がついていれば終わり方の印象も違ったのになというところでしょうか？

ピタリ賞はいませんでした。

読者予想の平均値は3,422円と本日の高値付近です。結構期待感があると思いますが、初日の蓋を早めにあっけなく超えれるかがセカンダリーの焦点でしょうか？

個人的にゲーム関連あまり好きでないので、長く持ちたくないんですよね～。

セカンダリーも軽い感じで参加しているのですが、やはり長年IPOの分析をしていると優位性のある取引ができるなぁと思います。

トレード成績をあまり表に出したくないので報告しませんが、私のサイトを結構参考にしている人もいるみたいで、できれば自分で初値予想投稿をしてみることをオススメします。

単純な評価の中にも初値向き、セカンダリー向きなど変わってきます。

買ってしまうと、株価が気になって仕事になりませんので無理はしないスタンスをオススメします。

⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
黒澤のツイッターでは初値速報を流しています。