本日は2銘柄の上場予定でしたが、2銘柄とも値が付きましたのでレポートします。案の定といった結果だったと思います。
まずはタカラレーベン不動産投資法人(3492)
初値売りで約4000円のマイナスです。当選者の方、残念でした。
⇒タカラレーベン不動産投資法人(3492)のIPO新規上場情報
【3492】タカラレーベン不動産投資法人(公募価格96,000円)
初値:92,000円(公募比: -4,000円/-4.2%)
高値:93,700円
安値:89,600円
終値:89,700円
出来高:80,486株(公募売出総計:344,000株)
初値は引受価格よりも下の92,000円でした。主幹事さんの誠意でも支えきれない初値売り圧力でしたね。なお、O.A.といっても17000口しかありません。公募総数は34.4万口。初日の出来高は8万程度ですので、まだまだ売り切れてない人が多数だと思います。
それだけこのリートに魅力を感じて買おうという層がまだ出てきてないという感じですので、本日早くも9万円を割れましたが、9万円を割れた状態で出来高がどんどん細っていく様子が想像できます。
8万円台では追加の増資もままならない状態が数年続くかもしれません。やはりリートはスポンサー力は気にしたいところです。ただ、個人的には87,000円ぐらいまで来るとなかなか下がらないのではと思っています。
こちらは、今回はピタリ賞がでました。zokkkuchan様の的中です。
セカンダリーで狙っている人は少なからずいるとは思いますが、なるべく底値(安値)で買いたいですし、上値はかなり抵抗されると思いますので株価向上は望みにくいです。短期的なセカンダリーで入る人は殆どいないかもしれませんね。
続いて、プロレド・パートナーズ(7034)。
初値売りで約29.2万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!
【7034】プロレド・パートナーズ(公募価格4,250円)
初値:7,170円(公募比: +2,920円/+68.7%)
高値:8,670円
安値:7,170円
終値:8,670円
出来高:2,043,500株(公募売出総計:620,000株)
暗い話題を先に済ませて明るい話に入りましょう。プロレド・パートナーズは頑張りました。初値も当方のBB前予想に近い7,170円まで値を伸ばし、セカンダリーも見事ストップ高で引けています。なお、本日は直近IPOでGA technologiesもストップ高です。
このところ元気がないIPOと言っていましたが、地合いを見て当方が直前予想を下げたものが、最初の予想通りになってその強さを確認して上昇というパターンとなっています。
この傾向はここ最近大きく、強いものは更に強く、弱いものは需給が崩れて勢いなくというIPOが多い気がします。上場数が多い時期はこの法則は当てはまりやすいですので参考にするとセカンダリー戦略の一つとして取り入れることができると思います。
こちらはニアピン賞がでませんでした。
読者予想の補正値が7,147円ですので、やはりこのIPOは強い初値が確認できたと言えていいでしょう。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
あっという間に7月のIPOが終了してしまいました。8月上場の銘柄は多少ありますが、数が少ないので視点はIPO銘柄の見直し物色買いと9月に向けた準備ということになりそうです。
特に今年は9月以降の銘柄は、大型注目も結構出てきそうですので、しっかり数集めできるように戦略を練っておきましょう。
黒澤所有の証券会社ぐらいはすべて抑えておきたいところですね。