本日は2銘柄の上場予定でしたが、2銘柄とも値が付きましたのでレポートします。どちらも初値は予想より奮わず、セカンダリーも不調という結果です。
まずは香陵住販(3495)
初値売りで約2.7万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!
【3495】香陵住販(公募価格1,970円)
初値:1,970円(公募比: +270円/+15.9%)
高値:1,977円
安値:1,694円
終値:1,701円
出来高:584,400株(公募売出総計:369,000株)
9時台に予想通り2000円付近で初値がつきました。その後は案の定弱いIPOを象徴するような下げとなりました。公開価格割れする場面もあり、引けでは公募価格付近となっています。全くIPOプレミアムを感じない幕開けで残念な結果ですね。
出来高は公募売出し総計を超えていますので、それなりの売買ですが殆ど初値あたりに集中していますので、捕まった人や公募組のホルダーがまだまだいそうですね。
厳しいですが、資金が来るのを待つか諦めるかの2択になりそうです。
こちらは、ピタリ賞は出ませんでした。
読者の予想的には2500円まで上がるという予想が多かったですが、急激に地合いが冷え込みましたので仕方のないところかもしれません。
続いて、マリオン(3494)。
初値売りで約14.2万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!
【3494】マリオン(公募価格2,380円)
初値:3,800円(公募比: +1,420円/+59.7%)
高値:3,860円
安値:3,110円
終値:3,155円
出来高:540,600株(公募売出総計:243,200株)
初値は当方の直前予想がピタリ的中の3,800円となりました。香陵住販と並び、こちらも右肩下がりのチャートで安くなっています。引けでは約600円マイナスですので、結構大きい下落ですね。
SBI証券主幹事の銘柄ですのでIPOチャレンジポイントの価値計算をしてみましょう。
14万2千÷310P≒458。1Pあたり500円割れとなってしまいました。
なお、こんなところで売れないと引けまで持ち越した状況では1P=250円となっています。今回は使わないほうが良かったかもしれません。それでもプラスになっているだけマシという判断もできますが・・・。
2銘柄ともに不動産関連で、非常にタイミングの悪い状況だったと思います。本日は下落した銘柄が持ち直したり、日経平均が上がっているので、他のところに資金が行った状況というのも悪影響でした。明日以降の戻りに期待したいです。幸い次の上場まで1週間あるので、見直し買い的なものは入りやすいかもしれません。
こちらはピタリ賞がでました。ぽぞ様が最終予想で的中です。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
以上、2銘柄の結果でした。初値は直前予想通りに悪く、セカンダリーも予想通り弱いですね。どこかでセカンダリーが奮闘しないと、怖くて買えないので初値も悪くなるという悪循環の状況です。
ただ、4月ぐらいまでのIPOが明らかに異常に調子が良かったので、こういう展開も暫く続く可能性の方が高そうです。