本日のリートとインフラファンドへの2銘柄の上場は予想通りの公募割れとなりました。初日の動きをチェックしておきましょう。

まずは、エスコンジャパンリート投資法人(2971)。

初値売りで約3,800円のマイナスです。当選者の方、残念でした。

エスコンジャパンリート投資法人(2971)のIPO新規上場情報

【2971】エスコンジャパンリート投資法人(公募価格101,000円)

2971

初値:97,200円(公募比: -3,800円/-3.8%)
高値:98,900円
安値:96,000円
終値:98,500円
出来高:10,304株(公募売出総計:188,351株)

初値は予定通りの引受価格付近での決着となりました。当方も直前予想で97,200円としましたが、ピタリ的中。他の読者予想でも多くの方が予想していたとおりでした。

初日の動きですが、とりあえずは引けで初値より高くなっています。ただ、公開価格奪還までの勢いはありません。出来高も1万口程度と非常に低く、全く注目されてないという印象です。

寄り付きで公募株を引き受けた方が、サクッと損切りしてほぼ終わったような雰囲気ですね。

こちらはピタリ賞がたくさん出ています。10名の方が的中です。

引受価格予想でいいので、読者予想としてはサービスモードでしたね。


次は、エネクス・インフラ投資法人(9286)。

初値売りで約3,700円のマイナスです。当選者の方、残念でした。

エネクス・インフラ投資法人(9286)のIPO新規上場情報

【9286】エネクス・インフラ投資法人(公募価格92,000円)

9286

初値:88,300円(公募比: -3,700円/-4.0%)
高値:88,300円
安値:81,000円
終値:83,500円
出来高:7,173株(公募売出総計:90,000株)

なんとこちらも引受価格付近での決着です。当方の直前予想もピタリ賞的中となりました。ということで想定通りの分かりやすい結果だったと言っていいでしょう。

なお、こちらのほうが利回り的にはかなり高くなっていますが人気なく株価は沈んでいます。とはいっても出来高も少なく、こちらも殆んど注目されてない印象です。上場初日から、主幹事のカバー以外にほぼ取引なしというのは上場市場としてももう少し考えることがあるのでは?と感じてしまいますね。

インフラファンド市場はメガソーラー系だけでなく、もう少し新規性があってバラエティに富んだ銘柄が出るようにするのが急務かもしれません。そういった物が出てきたらインフラファンド上場でも飛びついてみたいですね。

こちらもピタリ賞がたくさん出ています。6名の方が的中です。

こちらも的中しやすいサービス問題でした。注目度が低いというのは分かっていても仲良く主幹事の引受価格でのカバーでしか値がつかないというのはやや問題と感じますね。最近はリートやインフラファンドが想定価格が10万を基準にしていますが、そこに満たないものが多すぎますね。


【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

以上、2銘柄の結果でした。

ここは仕方のない通過点です。いよいよ次からは本命のIPO登場となります。2月末付近のIPOでは活況な初値がみたいですね。