本日は2月の最終日、2銘柄の上場予定でいずれも初値がつきました。どちらもプラスとなりましたが、2極化するとは思いつつ、なかなか結果に差が付きましたね。
まずは、フロンティアインターナショナル(7050)。
初値売りで約3万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!
⇒フロンティアインターナショナル(7050)のIPO新規上場情報
【7050】フロンティアインターナショナル(公募価格2,410円)
初値:2,715円(公募比: +305円/+12.7%)
高値:3,090円
安値:2,628円
終値:2,830円
出来高:2,465,200株(公募売出総計:769,600株)
初値は2,715円。騰落率にすれば約10%ちょいということで思ったほど伸びなかったと感じた人も多いかもしれません。私も2銘柄では差がつくとは思っていましたが、ここまで差がつくとは思っていませんでした。3月も2極化の流れを意識したいですね。
業種的にはイベント・プロモーション会社ですので、今後イベント事がある度に注目される可能性があります。そういう意味では立ち上がりはこの程度で気になる人に行き渡るほうが良いような気もしますね。
主幹事SMBC日興証券でした。ステージ制導入で、今後少しでも当選確率が上がってくれればと思います。なかなかこういった中型IPOでも当たりにくくなってきていたので、変化に注目です。
こちらはピタリ賞がでませんでした。
読者予想で2730円という惜しい予想がありました。読者予想では平均でも3000円超えのイメージでした。1.5倍ぐらいはいきそうな雰囲気で見ていたけど思ったより早く初値がついたなぁと思った人も多いでしょう。ただ、初日で3,000円は超えるシーンがありましたね。
次は、スマレジ(4431)。
初値売りで約18.5万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!
【4431】スマレジ(公募価格1,370円)
初値:3,225円(公募比: +1,855円/+135.4%)
高値:3,925円
安値:3,225円
終値:3,925円
出来高:4,288,700株(公募売出総計:1,530,000株)
こちらはなんと初日の上限気配(3,155円)超えの3,225円での値付けでした。IPOの2極化を象徴するような人気のあるものはさらに人気が付くといった状況でストップ高まで伸びています。何度かストップ高は剥がれていますが、引けでもストップ高を維持しました。
明日はどちらで始まるのか、持ち越しはギャンブルですね。
2倍いってもおかしくないとは思っていましたが、それをも超えて2.3倍超えの初値に驚きです。さらに、初日でストップ高まで行ってしまう強さにも驚きでした。やはりIPOは波が激しすぎて予想するのは難しいですね。
大和証券主幹事案件は立て続けに好結果を残しています。リートIPOが控えているのですが、こちらもこれでしっかりと募集が集まるかもしれません。
初値が良かったリックソフトなども伸びていますし、反対に初日に沈んだ東海ソフトは値を下げています。IPOの激しい値動きにうまく身の任せることが出来る人が勝者になれそうです。
こちらもピタリ賞がでませんでした。
こちらは分かりやすく注目を集めやすかったと思います。3月も上場ラッシュとなりますが、分かりやすく注目を集めそうな銘柄は強く、そうでない銘柄は弱い、そしてそれが極端に2極化する相場を予想したいと思います。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
以上、2銘柄の結果でした。2019年に入りIPO相場は回復したと言っていいでしょう。このまま3月IPOもうまく過ぎて欲しいですね。後は大型IPOで注目されそうなものが出てきた時にどうなるかでしょうね。