本日は2銘柄の上場。どちらもそれ程期待されてなかったと思いますが、程よくイベント消化てきな感じで良い結果だったと思います。

まずは、ダイコー通産(7673)。

初値売りで約1.9万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!

ダイコー通産(7673)のIPO新規上場情報

【7673】ダイコー通産(公募価格1,540円)

7673

初値:1,732円(公募比: +192円/+12.5%)
高値:1,919円
安値:1,658円
終値:1,800円
出来高:1,737,700株(公募売出総計:542,400株)

初値1,732円は想定に近い値で妥当な結果となりました。問題なく微プラスで上場だったと思います。初日の動きもIPO相場にとっては悪くない結果ですね。出来高もしっかりありますし、終値で初値より高く終わっているのも買い意欲を感じます。

野村證券主幹事の地味系案件でしたが、しっかりと仕事をこなした感じですね。野村證券の案件はよっぽど厳しいものでなければとりあえず申込んでおくスタイルがいいかもしれません。

こちらはニアピン賞がでました。まつ様、めがっさ様が1,730円でニアピンです。

読者予想の平均補正値が1,673円でしたので、ここ最近の地合いの良さを少しプラスして落ち着くところに落ち着いた印象でした。的中者の方おめでとうございます。


次は、サンケイリアルエステート投資法人(2972)。

初値売りで約3,000円のマイナスです。当選者の方、残念でした。

サンケイリアルエステート投資法人(2972)のIPO新規上場情報

【2972】サンケイリアルエステート投資法人(公募価格100,000円)

2972

初値:97,000円(公募比: -3,000円/-3.0%)
高値:100,700円
安値:96,800円
終値:100,700円
出来高:17,680株(公募売出総計:227,238株)

初値は公募割れとなりましたが、引受価格の少し上で決定。安ければ買おうという意志も多かったかもしれません。前場のうちに公開価格を奪還。後場は100,000円で売り買いをこなしていました。終値は高値引けで公開価格よりも高く終わっています。

事前情報でこのリートは頑張るかもしれない的なことも流れていましたが、終わってみれば上手に上場したと思います。このところリートIPOは厳しい結果が続いていましたので、初日で公開価格よりも上のシーンを一度演じるぐらいしないと、今後もリートIPOの募集が厳しくなるでしょう。

リートIPOに関しては、上場銘柄も増えていて多種多様にしかも公募を繰り返していますので、これからはヘルスケアリートがそうであったような異種系のリートの登場が待たれますね。

こちらもピタリ賞がでました。aa様、ダングラ様が的中です。

再多数の投票は引受価格の96,500円でしたが、ちょっとひねった予想の勝利でした。ただ、リートIPOは読者予想の殆どが公募割れ予想と厳しい状況です。とりあえず1枚あたり0~1万ぐらいの利益で初値が出せるような銘柄が出て欲しいところです。


【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

以上、2銘柄の結果でした。微妙感があった銘柄でもそれなりにこなしたかと思います。それも地合いの良さがあってですね。これから上場ラッシュですが、特に微妙銘柄が公募割れせずにうまくイベントが進むといいかなと感じます。

後は、安い初値だったら狙ってやろうという層も多く感じますので、その流れが続くとどこかでしっぺ返しが来ると警戒しています。