本日は3社同時上場予定で3社の銘柄が全て初値がつきました。終わってみれば公募割れなしで、初値以降伸びた銘柄もありますので「参加者勝利」の図式でしょうか？
9月上場ラッシュのスタート日としてはまずまず良い結果だったと思います。この程度の結果を残してくれればIPOも参加したほうが良いという気になりますね。
まずはシンプレクス・ホールディングス(4373)から。
初値売りで約4000円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
⇒シンプレクス・ホールディングス(4373)のIPO新規上場情報
【シンプレクス・ホールディングス(4373)】（公募価格1,620円）
初値：1,660円（公募比: +40円/+2.5%）
高値：2,060円
安値：1,650円
終値：2,060円
出来高：15,283,100株（公募売出総計：20,650,300株）
不安な部分も多かったシンプレクスHDですが、結果は初値プラス、初日の動きに限っては大型にしては引けでストップ高で終えています。初日で1枚あたり4万近くの売却益が出るIPOだったわけですから、最高の結果を残したと言えるでしょう。
主幹事ＳＭＢＣ日興証券で当選し、公募割れしたら当方ゲットで公募割れフラグなんて形になったらやだなと思っていましたが、今回はプラスになりました。
また幹事証券では松井証券でも頂いていました。今年のIPO目標の一つとして穴場証券の松井証券での公募株ゲットがありましたので、その目標を満たせましたし、結果もプラスになってくれたので大満足です。今回、松井証券はかなり穴場だったと思います。
東証1部上場銘柄で初値が強くなると、その後の動きもしっかりするというのも過去の動きを踏襲した結果になりました。こういうIPOが今後も増えてくれると嬉しいところです。出来高はまだ売出総計を上回っていませんので、ガチホ勢も結構いそうですね。
こちらはピタリ賞がでました。はる様、my20001様、ぎゃーぶぶ様が的中です。
読者予想はまたまた的中でよく拝見する方がしっかり当てています。予想会社よりも鋭い的中率かもしれません。読者予想の中央値はなんと1,650円。このあたり強弱入り乱れた予想で、結局はコンセンサスに近い値になるのが大型IPOの初値特徴かもしれませんね。
次にユミルリンク(4372)。
初値売りで約7.1万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
【ユミルリンク(4372))】（公募価格1,000円）
初値：1,711円（公募比: +711円/+71.1%）
高値：1,847円
安値：1,500円
終値：1,500円
出来高：7,166,500株（公募売出総計：1,276,000株）
ユミルリンクは初値1,711円でほぼ予想通りのしっかりした結果になりました。ただ、初日の動きはこれといった見どころがなくやや下げて終えています。出来高自体は公募売出総計を6回転ほどしているので、それなりに狙っていたセカンダリー層は多そうです。ただ、シンプレクスに今日は注目度が持っていかれたでしょうか？
祝日明けにここから未来の成長を意識して、買われるかどうか仕切り直しの相場にもなりそうですが9月の上場ラッシュが続きますので、上場ラッシュ明けの値動きが本番かもしれません。
野村證券主幹事で業種・業績は良さそうなので、じっくりと評価される可能性はありそうです。初値売でも200株セット配分などされていますので、十分な結果が出ましたね。
こちらはピタリ賞がでませんでした。
読者予想的には当方も予想させていただいた1800円程度までは頑張るイメージだったかもしれません。初日の高値では1800円を突破していますが、今後はここが壁になりそうですね。
3つ目にコアコンセプト・テクノロジー(4371)。
初値売りで約35.4万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
⇒コアコンセプト・テクノロジー(4371)のIPO新規上場情報
【コアコンセプト・テクノロジー(4371)】（公募価格3,500円）
初値：7,040円（公募比: +3,540円/+101.1%）
高値：7,270円
安値：5,980円
終値：6,590円
出来高：1,512,200株（公募売出総計：370,000株）
他の2銘柄の勢いに乗って値がさ株らしい1枚あたりの利益になった初値結果です。7,000円超えは公募組勢にとっては嬉しいですね。一方、セカンダリー勢はちょっと攻めづらい展開だったかもしれませんね。大和証券主幹事の値ガサIPOは相変わらず好結果です。
初日の値動きは高値圏からまだ買えるかの勝負だったかと思いますが、大きく上下する動きでした。値幅が1,000円以上で振幅しており引けにかけても動きが激しいです。祝日が明けてどちら側に動くかですね。
そろそろセカンダリー勢が高値を追って利益を出るような展開が出てくれないとIPO地合い改善に繋がらないと思いますので、こういった初値結果のIPOの今後の動きも頑張って欲しいところです。まぁ、あまり欲を出すと負けるのがIPO相場だと思っていますが・・・。
こちらはピタリ賞がでませんでした。
ほぼ2倍の初値結果ということで7,000円付近の予想はいくつか見られました。当方の初値予想は6,000円よりも下と今までの弱さを引きずっていましたが、これで9月のIPOの状況が良くなってくれればと思います。
以上、3社の初値レポートです。今日の結果は9月上場ラッシュのスタートとしては上々だったと思います。ただ、すんなり上場ラッシュ全銘柄がうまくいくとは限らないので、4社同時上場にマザーズ大型のセーフィーなど次の注目ポイントが気になりますね。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
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