本日は2社の銘柄が初値がつきました。どちらも微妙銘柄で結局、今の流れに逆らえず公募割れとなりました。一方で初日で公開価格超えまで回復しているなど、初値売り勢を消化してからはそれなりに推移しています。GENDAは話題性どおりにストップ高まで行きましたね。こういう銘柄は動きがでると「謎な力」が発動しますね。
まずはクオルテック(9165)から。
初値売りで約2万円のマイナスです。公募当選者の方、残念でした。
【クオルテック(9165)】(公募価格2,540円)
初値:2,336円(公募比: -204円/-8.0%)
高値:2,560円
安値:2,300円
終値:2,397円
出来高:1,291,000株(公募売出総計:1,205,000株)
初値は引受価格での公募割れとなりました。初値は2,336円です。しかし初値が付いたあとは一旦、高値で公開価格超えの2,560円を付けるなど一旦の戻りはあって公募組はほぼ手数料分ぐらいで逃げることは出来ましたね。ただ、その後は続かず2,400円付近をウロウロすることが多かったみたいです。
出来高は公募売出総計を1回転程度で、初値とその後の上昇の時ぐらいが売買が活発だったでしょうか?もともと地味系ですので、すぐに閑散相場になりそうですね。
こういう銘柄が公募割れで地味に推移しているとあまり伸びる気がしないというのが率直なところですが、7月下旬IPOは公募割れ銘柄も多く、8月相場で見直し買いがどこかに来るかでしょうかね?
こちらはピタリ賞がでました。NO FUTURE様が見事的中です!
引受価格が正解でしたね。予想は一人でしたので見事アマギフ確定となっています。読者予想全体ではプラスになってもの雰囲気でしたが、イグジットIPOが軒並み公募割れしている流れには逆らえませんでした。
次にGENDA(9166)。
初値売りで約1.3万円のマイナスです。公募当選者の方、残念でした。
【GENDA(9166)】(公募価格1,770円)
初値:1,637円(公募比: -133円/-7.5%)
高値:2,037円
安値:1,606円
終値:2,037円
出来高:7,550,000株(公募売出総計:7,791,000株)
初値はこちらも引受価格での公募割れで決着。初値1,637円でした。しかし公開価格の1,770円を超えるのもあっという間でしたね。そこを超えると、次から次に目安となる1,800円、1,900円と突破していきストップ高まで初日で行きました。やはり注目銘柄ということで一筋縄では終わりませんでしたね。
出来高は公募売出総計の一回転程度でストップ高にもなりましたし、この回転で上に上がったのはとりあえず良かったです。残念だったのは当選して手に入れた公募株を泣く泣く初値で切っただけだった公募組ということになりそうです。
最近当方はnoteにてセカンダリー戦略も書いていますが、公募のみの参加の人も少し読んでおくと、今回の初日の動きに自信が持てた人も多かったかも知れないので、今回公募組で初値売りだけで損した人はセカンダリーの観点も少しは気にして欲しいですね。せっかく書いているので、読んでおけばうまく攻略できたのでは?と思っています。
SBI証券主幹事案件ということでIPOチャレンジポイントのポイント換算もしておきます。ボーダーライン105P、3枚セットでの計算では。39,900÷105=380円で、1Pあたり380円の損失とでました。今回はポイントの使い所ではありませんでしたね。
こちらはピタリ賞がでました。5名の方が見事的中です!
GENDAは頑張って欲しいものの公募割れやむなしの意見も多かった、割れた読者予想の状態でした。注目銘柄らしい初値結果と、その後のセカンダリー結果になったと思います。むしろIPOに長年参加している熟練者からすると分かりやすい動きだったと言えるかも知れません。
以上、2社の初値レポートです。
結局微妙C評価したイグジット4銘柄は全て公募割れとなってしまいましたね。GENDAは人気銘柄の意地でしょうか?ストップ高で面目躍如していますが、4つも公募割れが出るとIPOの地合いはあまり良くないと見られてしまいます。残りは来週に1つAI系が待っていますが、7月下旬IPOは比較的苦しんでいることから、夏の見直し買い相場も多少はあるかも知れません。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
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