売れるネット広告社(9235)の初値結果です。当方、D評価にしておいた通りの公募割れ結果になりました。これだけ初値で下げても、更に下げる初日の結果で残念ですが、IPOに対する印象をさらに悪くしただけですね。「主幹事東海東京証券もこういう結果を残して不名誉ですね。」と最初に申し上げておきます。
初値売りでマイナス7,300円です。公募当選者の方、残念でした。
【売れるネット広告社(9235)】（公募価格910円）
初値：837円（公募比: -73円/-8.0%）
高値：895円
安値：768円
終値：768円
出来高：1,096,700株（公募売出総計：900,000株）
初値は引受価格の837円で始まりました。これでIPOとしては4連続公募割れです。どんどんIPOの結果がデータ的に悪いものになっており、IPO地合いという表現をすると最悪レベルです。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
10月IPOを切り抜いて出してみると、ヒートマップ的に見ても青いですね。なお、9月も微妙IPOが多かったですが、状況が悪いです。遡ると6月IPOぐらい前まで現在値でIPO銘柄は低迷しているものばかりです。結構酷いので、一度確認することをオススメします。逆に買い得銘柄もあるかもしれません（笑）
話を売れるネット広告社に戻しましょう。初日の動きですが、初値後に少しだけ反発しましたが前場ですぐに初値よりも低い位置に落ち着いてしまい、その後も目立った反発なく、最後はヤレヤレ的に売られて下がっています。結果的に「いいとこなし」でしょう。初日の出来高は公募売出総計をちょうど1回転程度です。出来高の少なさも人気無さを物語っています。この後は普通ならさらにダラダラと下げているのが定番の流れですが、どうなるでしょうか？
こういうIPOはさっさと忘れて、関わらず次のIPOにすぐに向かっていくのが吉かと思います。幸い、IPO自体は次から次にまだあるので、美味しいところを素早く対応するほうが良いですね。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がでました。4名の方が837円の予想で的中です。
引受価格の初値で的中者は多かったです。私も公募割れ予想で紹介させていただき、読者の方も多くの方が公募割れということで当方のサイトを見てくれている方では被害者は少なかったのだと思います。今回のIPOのようなものをちゃんと回避するというのも重要だと思いますので、儲からなかったから残念ではなく、こういうのを回避するナイスプレイが他のIPOでの利益に繋がっていると前向きに考えたいですね。ディフェンスも大事です。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。