雨風太陽(5616)の初値結果です。初値は大方の予想よりも弱く、セカンダリーも不調。まさにIPOにお金来てない感が強いですね。いつまでIPO冬の時期が続くのでしょうか？年が明けないと厳しいかもしれません。

初値売りでプラス2.7万円です。公募当選者の方、おめでとうございます。

⇒雨風太陽(5616)のIPO新規上場情報

【雨風太陽(5616)】（公募価格1,044円）

初値：1,320円（公募比: +276円/+26.4%）
高値：1,326円
安値：1,041円
終値：1,122円
出来高：1,950,100株（公募売出総計：536,300株）

初値は1,320円。プラスで始まったものの小粒案件ということでもう少し盛り上がってもというのが本音かもしれません。しかしながら初値がそれほど高騰しなくても、セカンダリーが初日で上らないというのが今のIPOの弱さを象徴していると言えるでしょう。出来高も公募売出総計を4回転弱。吸収金額の小ささを考えると商いも少ないですね。

なお、本日の安値が1,041円ということで公開価格の1,044円を割れています。この銘柄は公開価格が仮条件の上限を20％超えで決まったというIPO新ルール2例目になりますが、初日で引き上げた公開価格を割り込むことで、こういうルールならIPOを盛り上げないぞという意図になって良いかもしれませんね。

ルールが変更になると混乱や反発なども出てきて、そこからさらに見直しなども出てくることで「IPO」自体が良い方向に進んでくれればと思います。ルールが色々と変わっていくこと自体に関しては私は悪いことではないと思っていますが、条件を決めたことが後から逸脱できる「公開価格が仮条件を20％超え」「上場日が変更」はやっぱりルールとしておかしな仕組みです。このルールを適用するとうまく上場できないという姿勢を見せて使わないようになって欲しいですね。

後は、これだけIPOの初値成績が落ちているので公募申込み人気も落ち着いて欲しいですね。

ＳＭＢＣ日興証券主幹事案件でした。雨風太陽自体は非常に面白いIPOで、インパクトIPO第一号で話題性はありました。応援したいとは思いますが、お金を出して投資しづらいなというのはあります。そういうのを跳ね飛ばして業績面でも成長して欲しいですね。

⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がでました。フレディ様が見事的中です。

読者予想は中央値が1,347円と見事な数字が出ています。読者様の集合知が非常に役に立っている感覚で、当方も直前予想は1,560円で高めに外れているものの、今回のような初値も十分想像できるのは強みの一つです。セカンダリー戦略にも活かせる一つの参考値でもありますので、皆さんも是非初値予想で実力を上げてもらえればと思います。

⇒IPO初値予想、読者予想の結果と投票所

皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。