オプロ(228A)の初値結果です。初値は大方の予想通りとなる1,600~1,700円に落ち着きました。初日の動きも近ごろのIPOらしい、あまり見どころを感じないのが残念なところでしょうか?上場後のボラリティの激しさがIPOファン的には欲しいところかも知れませんが、取引所的にはそれを良しとしないような流れが続いている気がします(仮条件後の公開価格2割バッファーや、初日成り行き禁止などの制約から)。
今やIPOは初日だけでなく、2日、1週間、1ヶ月、3ヶ月ぐらいのスパンを考えて見ていくほうが戦略的に優れている気がしますね。
初値売りでプラス3.7万円です。公募当選者の方、おめでとうございます。
【オプロ(228A)】(公募価格1,300円)
初値:1,673円(公募比: +373円/+28.7%)
高値:1,838円
安値:1,560円
終値:1,601円
出来高:6,378,000株(公募売出総計:570,000株)
初値は1,673円でした。3割アップ程度だとあまり妙味がないなぁと感じる人も多いかも知れませんが、初値から高騰しすぎるのも良くないとされている状況で、少しでもプラス水準で推移する銘柄が増えることは重要かもしれません。大儲けはしにくいけど、広く浅く稼げるように、そしてセカンダリーでも少し期間を取って参戦することが求められる状況ですね。
初日の動きですが、出来高は公募売出総計を10回転以上しています。小粒IPOを活かして前場の引けに大量の出来など狙われた部分もあるでしょう。予想通りの初値が付いて、まだ買えると買い上がって成功したと思えたのが前場、そして逃げ足早いIPOらしさがでたのが後場になります。あっという間に初値水準まで落ちて、その後も下落し終値は初値よりも低い位置になります。
初日の値動きで取れるのは小さな値幅取りぐらいという結果が続いているので、今日みたいに需給で上方向に売り枯れを狙った銘柄が気持ちよくロックアップラインを超えたり、ストップ高張り付きで初値で買っておけば良かったとなるIPOが登場することに期待したいですね。
SMBC日興証券主幹事IPOでした。このスペックのIPOならもう少し上の水準まで値がついていたと過去を振り返ると感じますが、今だとこの程度が精一杯なんでしょうね。またIPOバブル的な状況になることはあるのか?それともバブル的な動きにならないほうが健全なのか?どちらが良いのかは難しいところです。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がでませんでした。
惜しい予想はたくさんありましたが、ピタリ賞やニアピン賞に合致する予想はありませんでした。当方の予想もBB前1,690円、直前1,650円でしたので、その間に収まったことで、今回はほぼ予想通りの初値に落ち着いたと考えています。8月上旬の大変動がありましたので、まずは無事に上場できたことで良しとしたいですね。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。