ユカリア(286A)の初値結果です。またまた引受価格で決着という厳しい結果となりました。やはりIPOの地合いは厳しい状況で12月の上場ラッシュを迎えています。なんとかなるかもという銘柄はことごとく何ともなってないので、引き続きC級レベルのIPOも厳しい結果を覚悟の上で取り組むべきでしょう。

初値売りでマイナス8,500円です。公募当選者の方、残念でした。

⇒ユカリア(286A)のIPO新規上場情報

【ユカリア(286A)】（公募価格1,060円）

初値：975円（公募比: -85円/-8.0%）
高値：981円
安値：939円
終値：981円
出来高：5,152,300株（公募売出総計：10,310,900株）

初値は975円で引受価格での公募割れとなりました。これで2連続で引受価格で支えるのが精一杯という結果になっています。初日の動きは初値がついた後も引き続き売り優勢で下値を探る展開。前場で初日の安値939円を付けてからは、ジリジリと値を上げており終値は初値よりも6円だけ高い高値引けでの決着です。

初日の出来高は公募売出総計の半回転程度となっています。海外売出分や親引けもあったことから公募売出総計をそのまま鵜呑みに出来ませんが、初日で逃げ足の早いSBI証券の公募組勢は多少売ったでしょうか？朝の寄りでOA分の150万株程度の買いはしっかり入っていたので、主幹事的にはOA分で買い支えはしています。このラインが美味しい株価になっているのか？明日以降の動きも気になるところです。

中期的な値動き視点では初日で公募割れとなった時点で、早い回復は難しそうという予想を前日予想でしていましたが、明日明後日ですぐに公開価格の1,060円を超えるかが次の焦点です。すぐに超えれば買いが続くと思いますが、明日明後日で無理そうであれば、やはり年末にかけてジリジリと下値模索が続く展開かもしれません。個人的には大手予想の観測であったり、大口が親引けなどですでに大量に買い付けている銘柄ですので、中長期的には注目しています。

⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がでました。6名の方が見事的中です。

今回も引受価格の公募割れで複数の的中者がでました。SBI証券主幹事でジャブジャブ銘柄、たくさんの当選者がでた時点で需給面で初値は厳しいと見るのが適切でした。大手の予想レポートも含めて観測情報で割と頑張るのではないか？と期待しましたが、甘い期待だったようです。しかし、この流れの銘柄はGENDAあたりを感じさせるのでGENDAのように見直し買い的に伸びて欲しいですね。

⇒IPO初値予想、読者予想の結果と投票所

皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。