サイバーソリューションズ(436A)の初値結果です。初値は上昇率38.7%ということで、1.5倍ぐらいの初値は期待していたのでやや物足りないスタートだったでしょうか?初日の動きも2,000円に到達できませんでした。
初値売りでプラス約5.3万円です。公募当選者の方、おめでとうございます。
【サイバーソリューションズ(436A)】(公募価格1,380円)
初値:1,914円 (公募比: +534円/+38.7%)
高値:1,990円
安値:1,793円
終値:1,860円
出来高:9,042,700株(公募売出総計:2,676,200株)
初値は2,000円を超えない1,914円でのスタート。朝の気配ではもう少し下でのスタートも覚悟という雰囲気だったことから、少しは吊り上がったスタートとなったように思えます。初値が付いてからは上方向を少し目指すも2,000円にタッチすることすら出来ずに軟調な動きでした。終値はそれほど下げていませんが、初値よりも低い位置で引けています。
出来高は公募売出総計を3回転以上ということで、それなりの売買はありましたが、こちらも物足りなさがありますね。IPOの地合いとしては日経平均の位置ほどの上向きさは感じません。コツコツとプラススタート銘柄が多いものの初値高騰で目立ってIPOなら何でもあり相場というのはもう来ないのかも知れませんね。
ここ最近、当方のIPO評価はS~Dの5段階評価なのですが、どうしてもBorCを付けることが増えています。ここ数年はあまり荒れないように、上場時から売出し数が多かったり(需給ギャップが強すぎない)、仮条件設定でやや幅を広げて需給観測するなど、初値が上がりすぎないような対策が取られています。初日の初値だけでなく、向こう1ヶ月や1年ぐらいまでの長いスパンも含めてセカンダリーは見ておいたほうがよりトレードで勝つ確率は上がりそうです。
初値売り戦法に関しては特に今までと変わりないですが、過度な期待をせずに粛々とお得な部分をいただく感じで続けるしかないですね。とりあえずはセカンダリーに視点を向ける人も、プライマリーとセカンダリーは別のものとして取り組んだほうが、余計な葛藤が出てブレたトレードが置きないのでオススメです。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞はでませんでした。
しかし読者予想の中央値は1,980円ということで、大方の予想とそれほど変わりない初値には落ち着きました。当方は腐ってもIPO精神で2,000円ぐらいは超えて始まって欲しかったと思いますが、最近はそういう甘い期待部分はあまり置きないことが増えていると感じます。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。

