IPOで気をつけたいことになんでも手を出し過ぎない事が挙げられます。
多くの方が儲かっているように思われるIPOですが、長く続けている人ほど結構冷静な判断をしています。ですのでIPO何でも来いではなくて取捨選択も必要です。
これは公募申込、セカンダリーどちらにも言えることです。
1.まずは公募申込にありがちな失敗例です
これはいわゆる当選ジャンキーと言われる失敗が多いです。IPOはなかなか当選しません。そうなると人はどうしても当選したくなります。
一方、IPOの当選し易さは人気がなく公募割れしやすい銘柄が当選高いです。
その為、とにかくIPOの公募当選をしたいと思って何でも参加すると、公募割れ銘柄ばかりを掴むことになります。
2.セカンダリーにありがちな失敗例です
セカンダリー投資も成功すれば大きな利益が見込めますが、初心者の方にはややハイリスク・ハイリターンな投資環境といえるでしょう。
こちらも1つ前のIPOのセカンダリー状況が良いから、次の銘柄も狙えるとすると過剰に吊り上がった初値で買うことになり、長期間マイナスなまま塩漬け状態になる方が多いです。
持っている公募株でも欲張りすぎて売らないうちに下がりきってしまった例もよく聞きます。
これらの2つの失敗はいずれも、盲目に参加することが原因です。
1つ目の公募割れを掴まない戦略には「我慢すること」、IPOは年間を通してたくさんあります。私はブログを書いていますので、全部のIPOをチェックしていますが参加者はすべて参加するのではなく、一例をあげますと、IPO参加はマザーズだけとかに絞ってもいいぐらいです。もしくは大型株だけ、小型株だけと分けてもいいでしょう。(もちろん戦略性が変わってくるのですが、絞った方が参加しやすくなると思います)
2つ目のセカンダリーも「我慢が重要です」。どうしても人はチャンスを感じると参加したくなります。しかしチャンスとリスクは表裏一体であり、目の前のチャンスにリスクを忘れてしまう方が多いでしょう。またセカンダリーの場合は欲張らないことも重要かもしれません。
非常にハイリスクですので、しっかりと損切りしてしまって間違ったら後悔しないこと、狙った収益が上がったら潔くその場から去るぐらいの参加姿勢が良いかと思います。
普段はIPOの銘柄情報ばかりですが、たまに参加姿勢も書いてみました。12月はIPOが増えますので特に初心者の方は少しでも頭の片隅に置いてみてください。