明日は3社同時上場になりますね。11月上場の最終戦です。IPOの初値市場は過熱気味に良好な結果で、今のところその流れは引き継いでいるかもしれません。ただ、そろそろ強弱の別れる展開になり選別色が高まりそうです。明日は2強1弱かなと感じます。

それでは、3名柄の直前初値予想です。まずは野村證券の案件JMCから

JMC(5704)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:2,208円 気配更新:更新値幅48円、更新時間10分
下限値段:720円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:960円)
1,700円(公募比: +740円/+77.1%)
読者予想平均値:1,660円 | 中央値:1,600円 | 補正値:1,618円

主幹事の引受価格:883.20円

直前予想はやや引き上げて強気の1700円としました。一先ずロックアップ解除の1.5倍付近の1,500円が目安となりそうですが、そこを突き抜けてやや買い優勢になって初値がつくという印象です。

一先ずマザーズ上場で3Dプリンタ分野というのが注目されれば、人気が出そうな気がします。


次にSBI証券案件のエルテスです。

エルテス(3967)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:4,120円 気配更新:更新値幅90円、更新時間10分
下限値段:1,343円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:1,790円)
5,000円(公募比: +3,210円/+179.3%)
読者予想平均値:平均値:4,720円 | 中央値:4,700円 | 補正値:4,706円

主幹事の引受価格:1,646.80円

こちらも2極化の中で強気になり5,000円と予想しました。とりあえず初日に値が付かないで、2日目に目安となりやすい5,000円あたりでの値付けを予想しています。

大手予想でも4,200円(初日上限付近)~5,500円あたりまで大きくブレがあります。個人的にはSBI証券でこれだけ枚数少ないと全く売りが出ないので高騰側の予想をしています。

フル板で大きな注文が見られないようなら、どこまでも勝手に行ってしまいそうなのがSBI証券主幹事案件ですね。逆にV.C.の売りがばっちし見れる銘柄もあるのですが、今回はそういったものもなさそうです。

IPOチャレンジポイントでの獲得は100株だったと思いますが、ポイント効率的に良い結果が出ればいいですね。


最後にSMBC日興証券案件のスタジオアタオです。

スタジオアタオ(3550)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:6,970円 気配更新:更新値幅155円、更新時間10分
下限値段:2,273円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:3,030円)
3,200円(公募比: +170円/+5.6%)
読者予想平均値:3,113円 | 中央値:3,030円 | 補正値:3,055円

主幹事の引受価格:2,782.60円

3社同時上場の煽りを受けそうなのが不人気小売セクターIPOのスタジオアタオですね。悪いことに吸収金額も一番大きく、値嵩株でもあります。割高感の印象さえ出てしまいますね。

直前予想ではBB前予想を据え置き、微プラスとしましたが、3,000円が目安にされやすいので公募割れまで覚悟は必要な銘柄と感じます。

個人的には応援したい企業ではあるのですが、安くなりそうならじっくり落ちてから買ってもいいかなと感じる銘柄です。

SMBC日興証券は超期待銘柄ZMPの主幹事です。ZMPがあるのでそちらに色々手が回っていそうですね。


以上、3銘柄の直前予想です。いよいよ12月のIPOシーズンに入ります。今年は例年よりは少し少なめですが、やはり選別色は高まりそうなので、うまく立ち回りたいですね。