2016年12月19日は2社同時上場になります。本来であればここにZMPが入ってきて大盛り上がりの予定でしたが、頓挫したためなんとも寂しい感じです。
また12月に入りどうもIPOの調子が悪く見えます。ただ、後半は粒ぞろいにも見えますので後半に期待しましょう。
まずは、みずほ主幹事案件の日本モーゲージサービスから。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:4,625円 気配更新:更新値幅101円、更新時間10分
下限値段:1,508円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:2,010円)
2,600円(公募比: +590円/+29.4%)
読者予想平均値:3,081円 | 中央値:2,999円 | 補正値:3,023円
主幹事の引受価格:1,849.20円。
直前予想は2600円として、それなりの結果を残すとしました。ZMPがなくなったことで資金流入を連想させるかもしれませんが、流入はこの銘柄よりももっと評価の高い銘柄になりそうと感じます。
みずほ証券主幹事でジャスダックスタンダード上場なら、初値は微増でその後緩やかに伸びるほうがこの会社にとってもよいのではないでしょうか?
ともあれ、公募割れが続いてしまっているのでこのあたりから盛り返してほしいですね。個人的にはIPOは儲からないと退場する人がそろそろ増えてもいい時期だと思います。
ちょっと、IPO投資の旨味が公募申し込み初値売りだけでは薄れています。
次に東証2部上場の船場です。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:2,967円 気配更新:更新値幅65円、更新時間10分
下限値段:968円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,290円)
1,230円(公募比: -60円/-4.7%)
読者予想平均値:1,260円 | 中央値:1,280円 | 補正値:1,274円
主幹事の引受価格:1,193.25円。
こちらは公募割れ予想としました。引受価格よりは高いところで寄り付くという予想です。主幹事野村證券ですので、OAカバーは普通に入ると思います。そのカバーの板を見て安心して買う層が多少は出てきて引受価格より上を予想しています。
ただ、残念なのが割安感などもあまり感じられない価格帯ですので、長期的に見ても投資妙味に欠ける銘柄だなぁという印象です。
以上、2銘柄の直前予想です。シンシアが残念な公募割れでしたが、初日で初値奪還しています。少し初値だけで見ないほうが、銘柄数が多い時期は功を奏します。
セカンダリー参入しろとは言いませんが、初値だけの値だけで評価していてもあまりいい成果が出なくなっていると思います。