明日はリートとインフラファンド市場への上場があります。リートは吸収金額200億規模。インフラファンドは90億程度です。リートとはいえ年明けの最初の上場ということで、どうなるか注目ですね。個人的には実質的には来週からが本番と見ています。

まずは、エスコンジャパンリート投資法人(2971)から。

エスコンジャパンリート投資法人(2971)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:232,300円 気配更新:更新値幅5,100円、更新時間10分
下限値段:75,800円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:101,000円)
97,200円(公募比: -3,800円/-3.8%)
読者予想平均値:180,762円 | 中央値:95,000円 | 補正値:93,085円

主幹事の引受価格:97,263円

こちらは三菱UFJモルガン・スタンレー証券のリート案件です。公開価格は仮条件の下限付近で、人気はなさそうですね。実際、物件を見ても新規に投資したい魅力は感じにくかったです。

初値予想は引受価格付近で97,200円としました。この予想をする人は多いのではないでしょうか?なお、当方はSBI証券でIPOチャレンジポイント狙いの申し込みをして当選→辞退をしています。

うまくポイントゲットだけで済まそうとしても、それを許さない案件ということで初値は厳しそうですね。


次にエネクス・インフラ投資法人(9286)です。

エネクス・インフラ投資法人(9286)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:211,600円 気配更新:更新値幅4,600円、更新時間10分
下限値段:69,000円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:92,000円)
88,300円(公募比: -3,700円/-4.0%)
読者予想平均値:140,001円 | 中央値:89,000円 | 補正値:89,391円

主幹事の引受価格:88,320円

こちらはSMBC日興証券主幹事のインフラファンド案件。想定価格からは随分と値下げした92,000円スタートです。利回り面で随分と魅力的になってきているかも知れませんが、今、太陽光インフラファンドに投資したいという人も少なさそうです。

ということで、こちらも引受価格付近での決着を予想しました。

ただ、随分と値が下がっていますのでこれ以上の下値不安は少ない状況にはなりそうですね。初値がついた後に、さらにぐぐっと下がるようなら美味しい買い場になるかも知れませんが、それでもインフラファンドはそろそろ太陽光以外が出てこないと市場自体がゴースト化するかもしれません。

SMBC日興証券は私はここは申し込みを控えましたが、注目のIPOは今後出てくるでしょう。ダイレクト口座にステージ制が出てきたこともあって、やや当落状況に変化が出るかもと楽しみにしています。


以上、2社の直前予想です。実質のIPOスタートは2月22日からかと思いますが、そこからは結構な数のIPOが待ち構えていますので、ある程度影響のないところの結果で落ち着いて欲しいですね。

【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

昨年度の年末相場は厳しかったですが、その雰囲気は今は影を潜めています。IPO予備軍は多く、魅力的な銘柄も多いですので、今年もIPOで利益が出せるようになりたいです。