いよいよ2019年12月の上場ラッシュ本番を迎えます。いきなり月曜から3社同時上場となります。さらに吸収金額も100億超えなど大型系も含まれ初値動向は気になりますね。

まずは、ランサーズ(4484)から。

ランサーズ(4484)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:1,679円 気配更新:更新値幅37円、更新時間10分
下限値段:548円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:730円)
672円(公募比: -58円/-7.9%)
読者予想平均値:1,018円 | 中央値:985円 | 補正値:1,018円

主幹事の引受価格:671.6円

こちら公募割れの最終直前予想とさせていただきました。12月IPOの中では私の中では初値が一番厳しそうと感じています。ある程度期待されてきた銘柄なのかもしれませんが、赤字のままイグジット系で、ちょっと上場まで時間がかかりすぎた印象です。

同業他社もすでに上場していて、あまり良い結果が出ていないのはこの業種は厳しいのかなと感じざる終えません。

ただ、随分と単価も安く買いやすい価格帯になっているのでスタートラインが低くて後々良かったとなるかもしれませんね。


次にJMDC(4483)。

JMDC(4483)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:6,790円 気配更新:更新値幅150円、更新時間10分
下限値段:2,213円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:2,950円)
3,500円(公募比: +550円/+18.6%)
読者予想平均値:3,594円 | 中央値:3,180円 | 補正値:3,252円

主幹事の引受価格:2,743.50円

医療系で野村證券主幹事のタッグは毎回初値がよく、その後の値動きも好調なものが多いです。連想されて初値も伸びると判断しました。さすがに大型なので暴騰は厳しいでしょうが、わかりやすいラインになりそうな3,500円を最終予想としました。

やや値ガサなので、これで1枚あたり5万以上の利益が見込めればかなり嬉しい結果と言えるでしょう。

野村證券主幹事案件の逆に悪いところが、仮条件がKYなレベルで行けるところまで強気なことも多いです(笑)この銘柄も、割高感を感じさせるレベルで引き上げています。公募参加者泣かせ、上場企業やイグジット向けに仕事してる感じですね。


最後にベース(4481)。

ベース(4481)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:10,810円 気配更新:更新値幅235円、更新時間10分
下限値段:3,525円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:4,700円)
6,500円(公募比: +1,800円/+38.3%)
読者予想平均値:6,483円 | 中央値:6,060円 | 補正値:6,529円

主幹事の引受価格:4,347.50円

こちらは直前予想を大幅に引き上げました。3社同時上場で一番セカンダリーマネーが狙ってきそうな銘柄になりそうです。東証2部銘柄で地味なはずですが需給面で絞られていてマネーゲーム化しやすく、さらに値ガサということで大きな値動き期待が出そうです。

結果的に初値からややオーバーシュート気味になってしまうと直前予想での判断です。このところ東証2部銘柄のIPO結果が初値好調を続けているのも後押ししそうです。


以上、明日上場予定の3銘柄の直前予想を更新しました。

一番上場ラッシュになる週を迎えますが、株式市場が好調維持というのは去年とは雰囲気が違いますね。今年は案外多くの案件をこなして終わるかもしれません。

【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

セカンダリーなども勝負しようと思っている人が増えてきていると思います。10年以上ほそぼそとセカンダリーもやっている身とすれば、サイト上にはあまり書いていないと思いますが、IPOセカンダリーほど鉄火場なところは無いですので注意してくださいね。