明日は紀文食品(2933)の上場日です。コンシューマーに知名度の高い会社ですが、IPOでは東証1部の食料品セクターは初値的に分が悪いです。そこにきてIPOはセカンダリーがあまり儲かっていない展開が続いていて、マインド的にも不安視されていますね。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:2,668円 気配更新:更新値幅58円、更新時間10分
下限値段:870円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,160円)
1,300円(公募比: +140円/+12.1%)
読者予想平均値:1,749円 | 中央値:1,650円 | 補正値:1,777円
主幹事の引受価格:1,073円。
直前予想は最終的に引き下げて、当初の想定価格に近い1,300円としました。振り返れば紀文食品は仮条件を大幅に引き下げていますので、公募で貰えた人は想定価格ぐらいまでは初値で評価されて利益になればというところでしょうか?結果的に公募割れしなければ十分でしょう。
食料品セクターはどちらかというとディフェンシブな銘柄で、下値固く、じっくりと株主優待でも新設してくれば、優待と配当を味わうような資産株として残って欲しいですね。
みずほ証券主幹事で、広く浅く100株程度貰っている人が多そうですので1枚あたり1万円以上の金一封的な結果になって欲しいです。個人的には紀文食品の練り物には生活実感としてお世話になっている気持ちでいるので、上場後も盛り上がって欲しいです。
4月後半IPOはCレベルで評価している銘柄も多く、公募割れせずに全銘柄勝利で初値で終わるかが焦点になりそうです。ゴールデンウィークまで後6件。無敗記録更新なるかですね。スケジュール面では悪くなく、地合いのさらなる悪化があるかどうかが鍵でしょう。