明日はPHCホールディングス(6523)の上場日です。公募割れ上等銘柄で結局公開価格は仮条件の下限決定です。想定価格3,700円→3,250円と随分安値からのスタートです。厳しい状況ですが、唯一いいのは東証1部上場というところでしょうか?果たして初値はどうなりますかね?
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:7,480円 気配更新:更新値幅165円、更新時間10分
下限値段:2,438円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:3,250円)
3,120円(公募比: -130円/-4.0%)
読者予想平均値:4,416円 | 中央値:3,250円 | 補正値:3,259円
主幹事の引受価格:3,120円。
最終初値予想はやはり引受価格の3,120円が一番当たりやすいと見て引受価格で止まる公募割れ予想です。ここまで警戒されて雰囲気が悪い状況だと、蓋を開けてみれば予想外の事が起きるIPOですが、引受価格よりも高い位置で値付いて案外奮闘して初日で公開価格超えや、引受価格で止まらないという状況どちらもありそうですね。
なお、大手予想会社では忖度なし側がしっかりと3120円予想、忖度あり側は絶対に公募割れ予想はしないので3,250円と予想しています。個人的には予想する側が忖度して、絶対に公募割れ予想しないのってどうなの?と思いますが、それを持って今後も情報を得たり出来るのでしょうかね?
主幹事のSMBC日興証券にとっては正念場のIPOとなりますが、このところ何件もIPOを初値プラスで成功させていますので、一つぐらい公募割れでも無事上場できればという考えかもしれません。
SMBC日興証券さんは良いIPOもたくさん用意していますが、そのためにはこういったIPOも請け負わないと仕事にならないんでしょうね。
主幹事的には初値で格好をつけることはあまりしない証券会社ですが、今回は共同主幹事で三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っています。大型案件では結構頑張るイメージがあるので、初値前の板の動きにも注目です。
PHCホールディングスは初値ではあまりにも危険視されていますが、医療系機器としてグローバルに展開していますので需要は高そうです。投資家が十分買っても良い価格になれば底堅い動きになって欲しいところですね。