明日は6社同時上場となります。12月24日に7社同時上場が控えていますが、2番目に同日上場が多い日になりますね。連日同時上場となると慣れてきそうですが、展開としてはやはり強弱くっきり分かれるのではないか?というのがポイントでしょうか?
長くなりますが、6社まとめて紹介します。
まずは、サクシード(9256)から。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:3,590円 気配更新:更新値幅78円、更新時間10分
下限値段:1,170円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,560円)
1,800円(公募比: +240円/+15.4%)
読者予想 平均値:2,212円 | 中央値:2,100円 | 補正値:2,212円
主幹事の引受価格:1,425.20円。
直前予想はBB時の予想を少し引き下げて1,800円としました。予想会社的にはよくて2,000円を目指す展開あたりがイメージされていそうですが、悪くないIPO程度では伸びない展開が続いています。サービス業で業態が地味なことから影響を受けて微増レベルで落ち着くと見ました。
SBI証券主幹事案件です。IPOチャレンジポイントのポイント換算は230P2枚当選で計算しようと思っています。
今の状況なら初値売りで利益が出れば儲けものぐらいで考えておいたほうが良いかもしれません。見どころがあるIPOと思っていても平気で公募割れしてくる相場ですね。
次に網屋(4258)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:4,535円 気配更新:更新値幅99円、更新時間10分
下限値段:1,478円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,970円)
2,400円(公募比: +430円/+21.8%)
読者予想平均値:2,850円 | 中央値:2,700円 | 補正値:2,778円
主幹事の引受価格:1812.40円。
こちらも直前予想は上げることなく少しだけ下げて2,400円としました。2500円到達が厳しいという予想です。セキュリティ関連に少しAIも感じっていることで注目されて良いはずなのですが、岡三証券主幹事でいまいち魅力が上場時に感じ取られないと見ています。
「社名」そのまま「地味系」と判断されてしまうのが怖いですね。
当方はトーンダウンしましたが、蓋を開ければ超絶人気の可能性もあるIPOだと思っています。まぁ、明日の朝の気配を楽しみに待ちましょう。
岡三証券主幹事ですが岡三オンライン証券での当選者っているのでしょうかね?なかなか、当選報告が届きませんが、2022年からは本格的に統合して割当数も増えるといいですね。
3つ目に、リニューアブル・ジャパン(9522)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:4,140円 気配更新:更新値幅90円、更新時間10分
下限値段:1,350円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,800円)
1,664円(公募比: -136円/-7.6%)
読者予想平均値:1,825円 | 中央値:1,750円 | 補正値:1,825円
主幹事の引受価格:1,663.67円。
リニューアルジャパンは最初から当方D評価している銘柄です。ということで最終予想は引受価格での公募割れ決着です。再生可能エネルギー関連という部分で注目を煽っているようですが、どうも響かないのと人気薄と割高感が露呈されていると感じます。
SMBC日興証券主幹事銘柄です。当方はパスしましたが、この銘柄がプラスになったらもうスミマセンっていう感じですね。
SMBC日興証券は良い銘柄と悪い銘柄がしっかり分かれている気がしますので、参加姿勢もしっかり分けたいところですね。
4つ目に、サインド(4256)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:7,480円 気配更新:更新値幅165円、更新時間10分
下限値段:2,438円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:3,250円)
3,500円(公募比: +250円/+7.7%)
読者予想平均値:3,704円 | 中央値:3,571円 | 補正値:3,704円
主幹事の引受価格:2,990円。
こちらはBB前予想を据え置いて3,500円としました。大手予想ではよく当たるほうが3,300円、忖度込みのほうが3,500円ですね。強弱分かれる結果なら、やや強気に見れるのがSaaS関連のこちらだと思っていますが、吸収金額が重たいですね。
正直、直前予想をしておきながらもどっちにも大きくぶれそうで自信がありません。
野村證券主幹事案件となっています。野村主幹事なら変な銘柄じゃなければ安定の上げで始まる可能性が高そうです
5つ目にTHECOO「ザクー」(4255)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:16,560円 気配更新:更新値幅360円、更新時間10分
下限値段:5,400円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:7,200円)
7,500円(公募比: +300円/+4.2%)
読者予想平均値:8,606円 | 中央値:7,500円 | 補正値:8,000円
主幹事の引受価格:6,624円。
ザクーも直前になってもどっちに転ぶか判断しづらい銘柄ですね。結局最終的には値ガサリスクを負ったものの微増スタートぐらいに収まる予想にしましたが、そんな結果になるとは思えません。しかし、上にも下にもどちらの方へも大きくブレる可能性が高いです。
なお、大手予想的には1社が7,500円、もう1社が7,200円となっています。7,200円予想は忖度込みで公募価格より下は絶対に予想しませんので、それを考えると公募割れも十分ありえますね。
ザクーはBBスタンスはC評価にして微妙とみています。現在のIPO地合いを含めて考えると悪いほうが出て、リスクを取ったのに手痛い公募割れということの確率は高まっていると言えそうです。
こちらはみずほ証券主幹事案件。厳しい結果も覚悟でしょうか?
最後にFinatextホールディングス(4419)。
⇒Finatextホールディングス(4419)のIPO新規上場情報
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:2,967円 気配更新:更新値幅65円、更新時間10分
下限値段:968円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,290円)
1,193円(公募比: -97円/-7.5%)
読者予想平均値:1,379円 | 中央値:1,200円 | 補正値:1,228円
主幹事の引受価格:1,193.25円。
BBスタンスD評価ということで引受価格の公募割れの1,193円としました。注目度の高そうな大型案件が酷い結果に終わるというのは嬉しくないですが現実を受け止めて次に活かすことも考えないといけません。当方的にはD評価していますので、公募割れしてもちゃんと逃げ切れている人が多いことを望みたいですね。
正直時期が違えばフィンテック系の注目度だけで初値プラスだってあり得たでしょう。昨年の12月IPOではウェルスナビがしっかりプラス初値で、今でも価格は初値より上の位置です。ただ、今年は去年のようにはいきそうにないですね。
以上、明日上場予定の6銘柄の直前予想を更新しました。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
明日上場予定銘柄は当方BBスタンスでB3つ、C1つ、D2つになります。そこにA級銘柄が2日目で絡んできます。強弱くっきり姿勢を考えるとBで微妙、Cで公募割れ危険、Dはアウトぐらいでしょうか?
IPOはこのように抽選で当たって損をするような取引なら、本当にただのギャンブルです。悪い時期は一旦手を引いて冷静に見守るということも大切というのを身に沁みて感じています。