明日は南海化学(4040)の上場日です。翌日に楽天銀行も控える中の地味系IPOの登場ですね。注目度を考慮すると初値は公開価格付近で決着しそうですがどうでしょうか?
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:4,005円 気配更新:更新値幅87円、更新時間10分
下限値段:1,305円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)・注文受付価格の範囲 :435円~6,960円
それでは初値予想です(公募価格:1,740円)
1,800円(公募比: +60円/+3.4%)
読者予想平均値:1,904円 | 中央値:1,840円 | 補正値:1,918円
主幹事の引受価格:1,600.80円。
直前予想はBB時を据え置いて1,800円としました。規模感はそれほど大きくないことから、今のIPO人気からすると申込みはそれなりにあったと思うので、公募ゲットは難しい銘柄になったと思います。しかしながら結局地味系で注目度に劣るので、初値は公募ゲットの難易度ほど上がらない銘柄と見ています。
市場再編前なら東証2部上場の老舗地味系銘柄として評価されて、地合い次第では公募割れ観測もあったでしょうが、今の地合いの勢いに乗ってどの程度初値がプラスになるか観察する銘柄になりそうです。
圧倒的な割安感はありますので、IPOらしさという部分を捨てて向き合うと面白いかも知れません。ストック・オプション行使価格2,072円。予想PBR1倍割れ、予想PERも他の基礎化学メーカーと比較すると割安性十分です。
noteの黒澤アカウントではセカンダリー戦略に関しても書いています。
2023年から一先ずは全銘柄の個別セカンダリー記事を書き切ることで、いい情報を届けられる体制を整えたいと思っています。しかしながら予想していた初値よりも急騰したり、全く人気なかったりがありますので、その場合の判断は前日ではなかなか紹介が難しいのが難点となっています。
セカンダリーにいつも参戦するという人もそれほど多くないでしょうから需要の面でも観察中です。セカンダリー戦略を毎回書くことで私の頭の中の整理されるのでいいですが、需要と供給のバランスを考えると、もう少し読み物感覚でセカンダリーに参加しない人も参考に読んでもらえるようなものを目指したいですね。
IPOでプライマリーもセカンダリーも楽しめるようになれば市場も活性して良い循環になればと思いますので、当面頑張って更新したいと思います。