明日は2社同時上場予定となります。また金曜日上場予定だったARアドバンストテクノロジ(5578)の初値が付いていませんので実質3社同時上場でしょうか?ブリッジコンサルティンググループ(9225)は初日に値が付かなさそうなので、少しづつ後ろにづれて被る格好になりそうです。

また6月26日上場分からは新しい取引規制が入ります。

東証のホームページの規制措置にしっかりと加わっていますね。「成行呼値の禁止」となり証券会社から売りも買いも「成行注文」が出せないと思いますので注意してください。証券会社各社からもお知らせが届いているので、概ね皆さん注意していて動揺はないかも知れません。

また持ち越しになったARアドバンストテクノロジ(5578)も6月26日からの規制が適用されます。「成売」が出せなくなると思うので注意しましょう。「成買」は即金規制と同時にこれまでも規制がかかっていたので同じです。

まぁ、指値で注文出せばいいだけです。これまでもIPOの初値売は指値で出すというのが普通という人も多かったでしょう。逆に成行買いで初値買いしていた人が、どういう注文の出し方をするかですね。

明日上場の直前予想です。


まずは、ブリッジコンサルティンググループ(9225)から。

ブリッジコンサルティンググループ(9225)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:2,990円 気配更新:更新値幅65円、更新時間10分
下限値段:975円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :448円~7,160円

それでは初値予想です(公募価格:1,300円)

5,500円(公募比: +4,200円/+323.1%)
読者予想平均値:3,966円 | 中央値:3,600円 | 補正値:3,948円

主幹事の引受価格:1,196円

直前予想は初値は高騰しそうな状況ということで大幅に引き上げて5,500円としました。4倍超えぐらいは達成しそうという予想です。初値が高騰しやすいSBI証券主幹事、直近のアイデミーが初値天井で警戒感があるはずですが、それでも上がってしまうのがIPOだと思っています。

IPOチャレンジポイントですが700Pでは落選であったり、超えれば当選という状況のようですね。710Pをぎりぎり入れて当選という人は少ないかと思いますので730Pぐらいでポイント換算しておきたいと思います。皆さん、このところの状況を見て700Pぐらいが多くの方の戦力と見込んで勝負している人が多そうです。

700Pで当選ならば1枚あたり35万以上の利益になれば1P500円以上の価値なので、ポイントインフレの中、使えるタイミングと感じている人は多そうです。


次にQLSホールディングス(7075)。

QLSホールディングス(7075)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:1,495円 気配更新:更新値幅33円、更新時間10分
下限値段:488円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :163円~2,600円

それでは初値予想です(公募価格:650円)

720円(公募比: +70円/+10.8%)
読者予想平均値:728円 | 中央値:700円 | 補正値:728円

主幹事の引受価格:598円

こちらはBB前予想を据え置いて720円としました。特に直前の気配とか関係なくあまり変える理由もないので据え置きです。なお、名証ネクストの上場でも成行注文の規制は同じですので載せておきます。

一先ずは公開価格をあまり高く設定して公募割れしないように主幹事が控えめの価格設定にしていると思います。買いが少なくともさすがにこれ以上下のスタートは安すぎる扱いとして名証市場の信頼にも関わりそうですね。

6月下旬の上場ラッシュでは2銘柄が地方市場に上場しますが、ここが公募割れとなるのかも一つの注目視点となりそうです。これだけIPO地合いが良ければ大丈夫とはならないのが難しいですね。しかも直近IPOが崩れてきているので、変わり目になりやすいのがここから5日の本格上場ラッシュです。「強弱」がかなり付くと思うので、気を引き締めて対応しましょう。


以上、明日上場予定の2銘柄の直前予想を更新しました。

直近IPOのセカンダリーで綻びが見えてきて、今度は初値に影響が出てきそうなころですが、また見た目上は初値急騰銘柄が続いておりIPO絶好調を感じているでしょう。2023年に入ってからの好調さも年別の結果など見ればすぐに感じるほどです。気持ちよく6月IPOも過ぎると良いですね。

【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

各銘柄のセカンダリー戦略も随時更新しますのでnoteの方をチェックしてみて下さい。

notekurosawa

セカンダリー戦略も人それぞれと思いますが、1つの考え方として損のない内容が書けているとは思います。需要があるのかも考えつつとりあえずは続けていきたいと思います。