明日は2社同時上場予定となります。本日は4社の初値が無事についたことで明日初値持ち越しの銘柄はありません。少しスッキリした形で2社の上場初値を待つことが出来ますね。残すところ6月の上場ラッシュも後3日です。

公募割れ銘柄が出てきたりと、いつものフラットな地合いの雰囲気にもなってきましたが基本的には良好地合い継続と見ています。

明日上場の直前予想です。


まずは、プロディライト(5580)から。

プロディライト(5580)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:3,315円 気配更新:更新値幅72円、更新時間10分
下限値段:1,080円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :360円~5,760円

それでは初値予想です(公募価格:1,440円)

3,350円(公募比: +1,910円/+132.6%)
読者予想平均値:2,804円 | 中央値:2,810円 | 補正値:2,826円

主幹事の引受価格:1,324.80円

直前予想は明日の上場2銘柄ではこちらの方が注目銘柄とされるということで引き上げて3,350円としました。初日の上限値段超えの予想にしています。需給では小粒案件なので、勢いよくなった場合は3,500円ぐらいまで買えると買いが入りやすそうですが、主幹事野村證券ということで初日にうまく値づかせるなんて妄想予想で上限値段超え予想としました。

大手予想レポートを見ると良く当たる方が3,350円と当方と同じで、思惑としては上限値段超えで切りの良いところということなのでしょう。一方で忖度側は3,450円となっています。いつも上限値段より上の予想は出さないところが、いきなり初日では絶対に有り得ない予想を出してきたのは不思議ですね。担当さん体調不良で倒れて代理の人が予想したのか?ぐらい珍しい予想になっています。

なお、上限値段超えの初値になった場合はセカンダリー検証記事が生きてくるのでちょっと気にしています。

初日上限値段超えの初値決定銘柄の動き【IPOセカンダリー過去データ検証】

2日目突入まで行ってしまうと、また即金規制。そして翌日の銘柄は注目度の高い銘柄ということで、上場ラッシュ中の注目度レースではしんどいことになりそうですね。


次にノイルイミューン・バイオテック(4893)。

ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:1,702円 気配更新:更新値幅37円、更新時間10分
下限値段:555円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :185円~2,960円

それでは初値予想です(公募価格:740円)

700円(公募比: -40円/-5.4%)
読者予想平均値:759円 | 中央値:728円 | 補正値:759円

主幹事の引受価格:680.80円

こちらはD級評価した銘柄で上場ラッシュ中の強弱の「弱」が鮮明に出そうなことから公募割れ予想を継続しました。直前予想は700円とします。引受価格よりは上でスタート予想です。参考情報として大手予想は770円と900円で割れています。忖度側の予想がハチャメチャな気がしますが、単価の安いIPOですのでまだ望みを捨てるわけには行けないでしょう。明日は明日の風が吹いて助かる可能性も十分あると見ています。

SMBC日興証券主幹事のバイオ案件です。SMBC日興証券は公募割れの気配になった時はしっかりと引受価格での誠意は出してきますが、それ以上でもそれ以下でもない動きを見せますね。

明日は買い意欲が寄り前にあるかないかで初値が決まりそうです。国内人気は薄そうで、成行買いも規制されているので指値でどの程度を許容するのか気にしています。700円で買い指値出しやすいので、直前予想がズバリ的中して欲しいですね。


以上、明日上場予定の2銘柄の直前予想を更新しました。

あっという間に6月上場ラッシュも終盤ですね。後、3営業日です。今年に入って好調地合いは間違いないですのでIPOに手を付けている人は、多くの方がプラスアドバンテージがある状態ではないかと察します。最後まで気を抜かずに取り組みたいですね。

【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

各銘柄のセカンダリー戦略も随時更新しますのでnoteの方をチェックしてみて下さい。

notekurosawa

セカンダリー戦略も人それぞれと思いますが、1つの考え方として損のない内容が書けているとは思います。需要があるのかも考えつつとりあえずは続けていきたいと思います。