明日はトライト(9164)の上場日です。金曜日上場だったナレルグループが公募割れとなり、微妙IPOには不穏な空気が流れるなか、一番吸収金額が大きく仮条件の上限で公開価格が決まらなかった銘柄です。普通に考えると厳しいですが、IPOは蓋を開けるまで分からない部分もありますので、公募組(全数売出ですが・・・)の方は諦めずにいきましょう。

トライト(9164)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:2,760円 気配更新:更新値幅60円、更新時間10分
下限値段:900円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :300円~4,800

それでは初値予想です(公募価格:1,200円)
1,134円(公募比: -66円/-5.5%)
読者予想平均値:1,417円 | 中央値:1,300円 | 補正値:1,333円

主幹事の引受価格:1,134円

直前予想は残念ですが引受価格での公募割れとしています。主幹事の誠意で一旦止まるかどうかでしょうか?下手すると誠意では止まらない惨状も覚悟しないといけないのが、ナレルグループの結果から予想されるかも知れません。それにしてもグロース上場で全数売出は市場変更になってから初めてでしょうか?今まではマザーズの慣例的に公募株50,000株用意するところが多かったように思います。こういう態度で出てきたIPOが初値以降どうなるのかは興味があります。

希望が持てるかも知れない部分は想定価格は1,620円でした。そこから仮条件1,100~1,300と割引提示、結果的に1,200円で売出し価格が決まっており、想定価格とのギャップがお買い得として見られるかですね。残念ながら初値であまりそういった見方をされることは少ないですが・・・。

いずれにしても2連続公募割れは非常に雰囲気を悪くするので、ある程度丸く収まるというかビックリするような好結果になってくれても構いません。頑張って欲しいところです。

https://note.com/96fun

noteの黒澤アカウントではセカンダリー戦略に関しても書いています。

あくまで一視点のセカンダリー戦略なので読み物的な感じで見て欲しいですが、遠からずな考察が書けていると思いますので、ちょっとセカンダリーに参戦してみようという時の事前予習の一つとしてご利用ください。

7月下旬はやはり狙い目IPOの選別が必要でしょうか?エッジがある部分をうまく見つけて少しでも攻めることが出来そうな部分を紹介できればと思います。

黒澤が保有している全証券会社の特徴と感想を随時更新

IPOでプライマリーもセカンダリーも楽しめるようになれば、市場も活性して良い循環になればと思いますので、当面頑張って更新したいと思います。