明日はレジル(176A)の上場日です。3月最終IPOだったマテリアルグループで公募割れが出た後、4月はIPO地合いが非常に悪くなりついには公募割れ銘柄も出ている現状での上場となります。4月IPOの初値後の推移も依然低調ということもあり、買いが入りにくい環境になりそうで初値は不安ですね。

レジル(176A)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:2,760円 気配更新:更新値幅60円、更新時間10分
下限値段:900円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :300円~4,800円

それでは初値予想です(公募価格:1,200円)
1,180円(公募比: -20円/-1.7%)
読者予想平均値:1,287円 | 中央値:1,190円 | 補正値:1,249円

主幹事の引受価格:1,104円

直前予想はBB時の予想を引き下げて1,180円としました。公募割れ予想です。もともと公募割れの可能性も高い銘柄でしたがIPOに勢いがあれば初値からなんとかなりそうというレベルの銘柄です。今の地合いですと公募割れスタートの確率のほうが高そうです。焦点は初日で公開価格を上回るのか?直近のIPOは初値後も下がり調子の銘柄が多い中、初値で買ったセカンダリー勢が儲かる結果になるか?かも知れません。地合いの反転材料となるIPOにはなって欲しいところです。

主幹事の引受価格は1,104円、もともとの想定価格は1,080円です。そこに仮条件を引き上げて上限で決まっている程度の銘柄ではありますので、公募割れしても引受価格での決着ではなく自力で値付いて欲しいですね。なお、大手予想会社は1,150円、1,200円などと出ています。公募同値を出す予想側は公募割れ予想をほぼ出しませんので、いずれも公募割れやむ無しといった雰囲気です。

https://note.com/96fun

noteの黒澤アカウントではセカンダリー戦略に関しても書いています。工数がかかる点と、戦略が無料で多くの方に読まれることに違和感があるので有料になります。

セカンダリーに参戦する人は概ね自分で色々調べて考えている人が多いと思いますが、長年IPOを見続けてきた人のちょっとした戦略を前知識に入れておけば、取り組みが変わってくると思います。noteの記事も2年目を迎えて有料ながら沢山の方に読んでもらっています。戦略が外れたり当たったりは仕方のないことですが、人の意見と自分の意見をすり合わせて実際の動きを見て、反省を加えると上手になっていくのではと思っています。

このところIPOセカンダリー状況が不調なので、全銘柄を記事として書いている身としては書きづらい部分もあります。様子見的な内容が増えると思いますが、それでも低価格で雑誌的な記事を読むといった雰囲気で読んで頂けると幸いです。