2019年の12月のIPOは結局24社(リート1)となりました。去年よりも数が多く忙しい状況となりそうです。ちょうど、この11月末からブックビルディングラッシュとなります。複数の銘柄が重なるため申込忘れも多い時期です。
その中で、こそっと現れるのが裏幹事こと委託での証券会社引き受けです。ブックビル時期の開始でひょっこり証券会社の申込画面に表れたりします。当方のサイトでも情報確認次第更新しています。
IPO引受実績一覧。主幹事・幹事・裏幹事(委託幹事)実績数を掲載
一覧で確認したい場合は上記ページが便利かと思います。
委託幹事が多い証券会社とその申込方法等をおさらいしておきたいと思います。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が幹事証券になっている場合にMUFJグループの関係から委託幹事になることが多いカブドットコム証券です。三菱は大型案件の取り扱いが多いため、その場合はチャンスが高まります。当方もメルカリをカブドットコム証券でゲットしました。
なお、申込は2段階(BB時、申込時)となっており後期抽選型です。資金拘束が長いので厳しいですが、その分、穴場になりやすいです。
最近は幹事証券も増えている松井証券です。ブックビルの抽選の仕組みが以前と変わって「前受金不要、BB時に抽選完了」と資金拘束の面で有利になりました。とりあえず申し込んだもの勝ちなのでオススメです。ただ、その分穴場感はなくなったかも知れません。
あまり受付を大々的に発表しないので見逃しが多く注意です。
楽天証券も幹事証券の機会が増えましたね。こちらは2段階(BB時、申込時)となっており後期抽選型なので資金拘束が長いです。しかしながら抽選倍率結果なども分かるのでIPOの人気バロメータも確認できるため、参加しておきたい証券会社です。
抽選方法まで透明性があるので、初心者の方が不公平感なく参加できるメリットがあります。
ライブスター証券はIPO受付するとなればツイッターやメール、その他ホームページでも大々的に宣伝するので見逃ししにくいです。申込も前受金不要ですので、とりあえず申し込んでおけタイプですね。
岡三グループで岡三証券が幹事の時には大抵申し込めます。こちらも前受金不要で申し込めますので、受付しているなら申し込まなきゃ損といったタイプですね。枚数は少ないかも知れませんが、申込はタダですのでとりあえずのつもりで参加しましょう。一応、ステージ優遇抽選があります。
DMM.com証券 はどの銘柄でもまずは申込可能です。その後、割当があれば実際に抽選します。前受金不要で参加できますが、全部申し込まなきゃいけないのが少し面倒ですね。当たりくじのない抽選に申し込むのは流石に骨が折れます。ただ、その面倒さのため参加者は少ないかも知れません。
SBIネオモバイル証券は2019年の12月のIPOから参戦です。特徴は1株単位ということです。SBI証券から株を引き受けて分割して売る形ですね。枚数が100倍になるので結構当たりやすそうです。ただ儲けも100分の1です。IPOの初値高騰を楽しめて小遣いにはなると思いますので、気軽に参加しても良いかも知れません。
個人的には端株専用口座として、端株作戦などと混ぜて使うと良いなと感じました。
その他、マネックス証券もたまに委託幹事していますので、見つけ次第情報更新したいと思います。
IPO引受実績一覧。主幹事・幹事・裏幹事(委託幹事)実績数を掲載
数が多いですが、上記の証券会社ぐらいを細かくチェックしておけば申込機会の損失は免れるでしょう。面倒くさいし、枚数少ないので当たらないということを思う人もいるかも知れません。ただ、そういった事があるから参加者が少なくなり実は穴場感がでていると思っています。
IPOは落選続きで精神的に疲れてしまう人は、向いてないかも知れませんね。
“12月のIPOラッシュ、裏幹事こと委託幹事証券からの申込も忘れずに!” への1件のフィードバック