auカブコム証券が社名変更と共に先制パンチで信用取引手数料0化を発表したあとに業界の動きが激しくなっています。予想通りといいますが12月中にいろいろと変わりますね!
ライブスター証券も個別株の信用取引手数料を無料化しました!
しかも12月10日からスタートです。やはり手数料を売りにしている証券会社ですのでいの一番に対応しないといけません。ここは頑張ってくれました!
auカブコム証券と違って現引・現渡手数料も無料。さらに信用取引に掛かる金利系も据え置きとなっています。取引コストとしては圧倒的になりました!まさに0化です。
唯一、一般信用の売建には対応していませんので、株主優待クロス取引では一般信用で売建確保は厳しいです。ただ、制度信用でいいと考えられるなら極限までコストを下げることが出来ます。
ライブスター証券は制度信用の場合のコスト計算証券会社として採用しています。今までは低コストでしたが、取引手数料0での計算になったので、より比較表で影響力が出そうです。
また大手ネット証券も約定代金の低いところでの無料化の波を拡大させております。
松井証券はボックス手数料という独特の手数料体系ですが、今まで1日の約定代金の合計10万まで無料だったところを50万まで引き上げると発表しました。
かなりの銘柄が手数料無料になりますね。この変更はかなり頑張ったと言えます。というのも現物取引も入ってますので少額取引の人の手数料収入を捨てる気持ちの改正と言えます。
これなら現物株買おうかなと思えば、松井証券使えばとりあえずお得じゃないか?というイメージが付きますね。
ネット証券最大手のSBI証券も複数の手数料引き下げを発表です。
注目部分は「国内株式(現物・信用)手数料の無料化範囲拡大」ですね。アクティブプランを選択しておけば、松井証券と同様に50万までは手数料無料になります。こちらは現物と信用の扱いが別ですので合計最大100万円まで手数料0円です。
優待クロス取引では100万までの枠が使えそうなので、良い変更と言えるでしょう。
楽天証券もやはり合わせて出してきました。「いちにち定額コース」にてこちらも50万まで無料としています。ただ、楽天証券は超割コースにしていて信用取引手数料を大口優遇で無料化している人も多いと思うので、実質あまり関係ないかもしれません。他の証券会社に合わせてくれたのは嬉しいところです。
毎年12月になると手数料競争の見直しが入るのですが、auカブコム証券がインパクトのあるやり方を見せたことで(実際は金利とか他の手数料上げていますが)、他社さんもイメージを損なわないように手数料関係で競争が起きています。
50万以下の株取引なら手数料取引無料の時代が来たとも言えそうです。
また、ライブスター証券は信用取引手数料を完全無料化しました。金利手数料も据え置き、現引現渡手数料も取らないという男気を見せていますので、このあたりはしっかり評価したいと思います。
auカブコム証券も金利などの手数料で実は増加分の手数料があると感づかれたら、徐々に引き下げや手数料撤廃もあるでしょう。「ゼロ化」の波は確実に来ていて、あとは消耗しないように徐々に得意分野でアピールすることになりそうです。
当方が用意しているコスト比較ページも、変更日に合わせてなるべく早く対応します。クロスコスト計算も対応しますので、実はどこが安いのかチェックするように使っていただければと思います。