いよいよauカブコム証券の手数料大改造が始まります。2021年7月19日(月)約定分から開始ですので、本日スタートということになりますね。

auカブコム証券 口座開設

「2021年7月」auカブコム証券が株式サービス大改造!変更内容を総チェック!

2019年12月の手数料変更から1年半で見直した改造サービスになりますので、期待度が高いです。

大きな注目点としては

  • 現引現渡手数料の撤廃、ワンショットと定額制手数料の導入
  • 一般信用短期売り→一般信用長期(プレミアム料付)への変更

です。早速、auカブコム証券が今後使える証券会社として見れるか当方のデータベース系の修正を行っています。確認作業なども含めて今週中には紹介できればと思っています。

aukabucomcrosscost

クロスコスト計算ページなどの変更では、各証券会社との比較でもかなり手数料面で勝負になる(使える)という判断になりそうです。

狙い目の一つは「kabuステーションAPI」からの取引は引き続き信用取引手数料無料のようですので、こちらを経由すれば信用取引手数料は無料と考えていいでしょう。

kabucomapi

「kabuステーションAPI」を活用しようという人が増えそうです。

kabucomapifee

サービスの説明でも「信用取引手数料無料」「一般信用売建銘柄」に関して言及していて、明らかに株主優待クロス取引に使ってくださいといっているようなものです。

kabuステーションAPIの利用条件

kabuステーションのAPI機能を使うにはkabuステーションの「Fintechプラン」である必要があります。フル板表示機能も「Fintechプラン」からですので、このプランの条件適用をしておく必要があります。

  • 信用口座開設(これで通常プラン)
  • 前月に約定1回以上

何かしら約定する必要があります。auカブコム証券の取引手数料体系では一日定額手数料で100万までは0円になりますので、そちらで0円取引して、信用取引はkabuステーションAPI経由を使っていくという方法が、一番手数料掛からずにauカブコム証券を活用できるかもしれません。

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現引・現渡無料、API経由で信用取引手数料無料はかなり大きいアドバンテージになりそうです。

kabuステーションAPIの利用方法

「API?難しそう?」スクリプト書いて注文なんて出来ないという人も一定数いそうですし、ハナから使えるわけないと思っている人も多そうなので、逆にこれが使えるのはチャンスですね。

なお、kabuステーションAPIを使うにはkabuステーションが起動状態でないといけないようです。これはちょっと面倒ですね。kabuステーションの中にAPI利用設定があります。

kabustationspihub

KabuステーションAPIはご自身で何かしらのプログラミング言語で注文機能などを実装しないといけませんが、サンプルコードがありますので注文ぐらいなら難しくありません。Excelを利用するタイプもありますし。Pythonのサンプルもあるので、Python使ってちょっとした自動化スクリプト作っている人ならすぐに発注システム作れそうですね。

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2021年7月からはauカブコム証券は一日定額手数料の100万以下手数料無料(現物・信用合算)と「kabuステーションAPI」活用で、取引手数料はかなり有利な状況になりそうです。

あとは一般信用長期(プレミアム料付)のプレミアム料と在庫状況がどのように推移するかに注目ですね。サービスが始まったら当方のページでもプレミアム料を考慮したクロスコスト計算で他社との比較ができるようにしたいと思います。

もともとauカブコム証券は一般信用の在庫が多く、手数料の問題さえなければかなり使いたい証券会社でした。今回の手数料大改造はかなり使える変更になりそうでワクワクしますね。

一般信用長期(プレミアム料付)

一般信用短期売りがなくなったのは結構スッキリしました。また長期にプレミアム料ですが、初日ですとまだ0円ばかりで数字が確認できませんでしたので、連日のデータを取ることで「在庫量」「プレミアム料(手数料)」を定量データとして活用することで、在庫の人気度やコストのどの当たりで使われていくのか?の判断ができるのでは無いかと思います。

一般信用短期売りはauカブコム証券が導入して一斉を風靡した時期もありました。調子に乗って?金利も強気に上げてきて、導入した人は当時は良いボーナスを貰ったかもしれません。今度は「プレミアム料」という形で、使ってもらって企業と顧客の両方にいいバランスでサービス提供出来るかですね。

この流れは下手すると一般信用短期売りを追随した他のネット証券も追いかけて来るかもしれません。その時は「金利ではなくプレミアム料」の比較が、最大の懸案事項になってくる時代が来るかもしれませんね。

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なにはともあれ、今回のauカブコム証券のサービス改造は好感をもって受け入れています。