松井証券はIPOの分野でも幹事実績を増やしており注目されていますが、実は5大ネット証券でも特徴的なサービスをたくさん行っている証券会社です。

松井証券

その一つに株式や投資信託の移管時の「移管手数料を全額負担する」というサービスがあります。これは松井証券的に負担が厳しいのであまり大きく紹介はしてませんね(笑)

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移管手数料が確認できる書類を用意して提出するという手間はかかりますが、松井証券への移管は移管元から手数料を取られても取り返せると知っておくと便利ですね。

他社さんで高い出庫手数料を取られる場合も「松井証券へ移管してから保有売買するほうが、他社の取引手数料や投資信託の信託報酬を取られ続けるよりも得な場合があります。」

また松井証券には投資信託になりますが、「毎月現金還元サービス」というものがあります。

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投資信託の信託報酬を最大0.7%(年間)還元してくれます。年率0.3%を超える分を返してくれるので、例えば他社さんで信託報酬0.3%以上の投資信託を購入して持ち続けているような方は松井証券に移管するだけでお得になります。もちろん移管した手数料も前述の手数料負担サービスがありますので損な部分は一つもないですね。

この仕組を考えると実用的な方法として1例を挙げると・・・(あまり言うと、これから紹介する楽天証券に怒られそうですが・・・汗)

「技:投資信託の購入は楽天証券でポイントバック、出口は松井証券に保管して還元サービス」

投資信託を購入するときは楽天カードクレジット決済で積立投資をすると1%還元があります。下記記事では積立投信するものを非常に低リスクなものにしてポイント還元分だけ頂こうという戦略ですが、別に信託報酬があっても投資したいものがあったらそれでも良いでしょう。

楽天証券で楽天カードのクレジット決済で投資信託の積立可能に!もちろんポイントが貯まる!

そこで楽天証券x楽天カードで積立投信を行って、ある程度貯まったら信託報酬のことを考えて松井証券に移管するという作戦を使えば、買う時も1%の還元が受けられ、その後も最大0.7%の還元を受けることが出来ます。

同じ投資信託を購入保有するにしても、ルートを買えるだけでプラスになるルートがある訳ですから、是非とも活用したいところです。

松井証券は投資信託では後発になるため信託報酬を極限まで減らす「毎月現金還元サービス」で新規顧客を狙っています。さらに移管手数料負担があるわけなので情報を知っていて賢い人ならさっさと移しているでしょう。額面が大きいほど還元額も大きくなります。

松井証券

松井証券は世界初・日本初のサービスをたくさん扱っていて実は知っていれば使える部分が多い証券会社ですね。

ちょっとオフレコ話。

もうすぐ2021年ということで松井証券さんから聞いたこぼれ話を紹介。リリース前ですので内容はぼやかします・・・。

松井証券といえば一般信用売建サービスを初めて実施して、昔は株主優待クロス取引で随分お世話になっていましたが、最近は他社さんが優待に向けた売建サービスで銘柄数などで差をつけられていました。

その他社さんが差をつけたサービスを2021年1月から松井証券さんも始めそうです。これで、証券会社の武器が増えてくれそうですね。あと、株主優待クロス取引向けの注文なんてのも出てくるかもしれません。誤発注防止に欲しい機能ですので期待ですね。

さらに松井証券の新規サービスではシステム的に在庫がたくさん出てくれるかもしれません・・・!

っと、2021年も松井証券さんに期待ということだけ紹介しておきます。

松井証券

癖のある?社長さんが交代となりましたが、新体制でどこまでサービスが伸びるか注目です。