ようやくと言っても良いかもしれませんが、松井証券でもクレジットカードによる投資信託積立購入サービスが開始されます。リリース予定は2025年5月、準備期間も含めてキャンペーンもありますし、スタートダッシュではかなり高いポイント還元キャンペーンもあることから要チェックですね!

キャンペーン適用で最大7%のポイント還元です。全部適用は難しい人も多いと思いますが、後発ですのでサービス面でもスタート時は頑張ってくれそうで、キャンペーンを追っかけてうまく活用しましょう!

松井証券のクレカ積立サービスの概要

まずはキャンペーン事項を除いた基本サービス情報を整理しておきましょう。

松井証券でクレカ積み立て購入に使えるクレジットカードはJCB(クラシック系)の券種になります。松井証券がJCBとコラボすることで実現しました。手数料無料系のクレジットカードでは月5万以上で0.5%、プレミアム券種で最大1%になるようです。対象銘柄は松井証券で積立設定が可能な全銘柄ですので、積立したい投資信託がないという状況にはなりにくそうです。

ただ、手数料無料クレジットカードで0.5%というのは標準レベルですね。ここは他社さんも概ね0.5%還元が標準に落ち着いていますので後発といえども高い還元サービスは出しにくいところかもしれません。

松井証券

クレジットカードの積立投資によるポイント還元の歴史は2018年の楽天証券のスタートを皮切りに、2020年以降様々なネット証券がクレジット会社と連携することでサービスが増えました。2024年4月には月5万上限から月10万まで可能というのが標準となって、人気なので拡充された雰囲気ですが、残念ながら2024年4月の積み立て可能額上限増額と同時に還元ポイントに関しては、微妙に改悪情勢です。

現在は非常に良くて1%の還元や付与、通常は0.5%が基準と考えたいですね。クレカ経由で投資するだけで0.5%お得になるので、どうせ積立投資をするなら経由するのがもちろん良いですが、0.5%を目当てに投信積立投資をするのかは考えものです。このあたりは人それぞれの金銭事情や投資に対する考え方で変わってきそうですね。

最大18,000ポイントプレゼント!クレカ積立プレデビューキャンペーンの概要

投資信託のクレジットカード積立(以下:クレカ積立)サービスの提供を開始を記念して最大18,000ポイント(18,000円相当)のポイント付与キャンペーンがあります。キャンペーンの内容を見ておきましょう。

前提:株式会社ジェーシービー(以下:JCB社)が発行する「JCBオリジナルシリーズ」のクレジットカードに新規入会した方が対象(松井証券のホームページから申し込めます)

キャンペーンの流れ

1.キャンペーンにエントリーする。松井証券ホームページのキャンペーンページからクレカの申し込み。カード入会後にエントリーURLとキャンペーンコードが届くのでエントリー

2.投資信託を積み立て購入

3.その他のキャンペーン条件を達成する

条件1:米国株を500ドル以上買付で+2.0%還元
条件2:NISA口座の開設で+2.0%還元
条件3:スイープ入金設定で+1.0%還元
条件4:iDeCo口座連携で+1.0%還元

なお、キャンペーン適用条件はステップ式のようで条件の若いものを満たさないと駄目な模様です・・・。条件2がNISA口座開設となっていて、なかなか厳しい条件というのが率直な感想ですね。またキャンペーン適用期間は5月までなので、今申し込んでも3ヶ月適用できません。クレカ積立は5月スタートなのに、プレデビューキャンペーンだからなのか?この終わり方はいささか寂しいキャンペーン内容です。

最大18000Pや最大7%還元というタイトルに目を奪われましたが、冷静にチェックすると正直渋い内容のキャンペーンという感想です。中身をチェックして、キャンペーン攻略は考える必要もないかなと思いました。


 

結局、かなり後発になった松井証券でのクレカ積立サービスですが、手数料無料のJCBクレジットカードですと0.5%の還元が得られるだけになります。既に出ている他者と比較しても後発だからといって優遇されている部分がないので、サービス開始まで時間がかかった割には旬が過ぎていて、とりあえずスタートします状況になっているようで非常に残念と言えるでしょう。

松井証券

一方、松井証券の投資信託サービスはもともと他のネット証券よりも大きなメリットがあります。

投資購入時の手数料はすべて無料。さらに投信残高に業界最高還元率のポイント付与があるので、オンライン証券大手5社の中では、投資信託を保有するなら松井証券がもともとオススメできるというのはありますね。

先程からポイント、ポイントといっていますが、貯まるポイントは松井証券ポイントです。

使いにくかったらどうしようという部分を感じる人もいるかも知れませんが、他社ポイントへの交換も1:1でアマギフ等含まれていますし、ポイント投資にも使えます。特に消化に困るということはなさそうです。

松井証券のクレカ積立は後発にしては還元内容が薄いのは残念というのは否めません。それでも、もともと投資信託を大手ネット証券で購入するならお得だった状況を考えると、同じクレカ積立サービスを出してくれたことには意義がありそうです。

松井証券

今まで他社でクレカ積立をしていた方で、本当なら松井証券で積み立て投資(投信信託)をしたかったという人には待望のサービス開始になりそうですね。