特色のあった楽天証券のIPO抽選システムが変更になります。POも同様に変更となるので、ここではIPOの抽選がどのように変わるのか紹介します。変更は10月25日以降にブックビルディングを開始する銘柄からのようです。
簡単に言うと面倒だった二段階申込みがなくなり、他の証券会社に合わせて前期申込み抽選型になります。抽選日は公開価格決定日で18時以降に抽選結果発表です。また補欠当選が加わるようです。
- 抽選タイミングは他社と同じ前期型に、資金拘束タイミングも被ります
- 前期抽選になったことで補欠当選が加わります。
- 拘束の期間は当選や補欠の場合、長引きます。
基本的にはややこしかったシステムが、他社と同じになったということですね。後は抽選前に前受金がいるので、資金拘束が前側に移動した印象です。
まだ、詳細にこれ以上のことは書かれていませんが、楽天証券といえば特殊な抽選ルールが特徴です。抽選日の日経平均株価終値を参考に平等抽選として当選番号を割り振っていますが、抽選ルールはどうなるんでしょうね?特に補欠当選をどうやって決めるのか?補欠当選はどの程度の量を出すのか?「補欠当選順位」というのは何なのか?
抽選時に落選もあるようなので、外れたら全部補欠というようなえげつない資金拘束はなさそうですが、確実にIPO抽選パターンが変わるので、良くチェックして、他のネット証券などと銘柄ごとにどこを狙ったほうが良いのか考えて行動したほうが良さそうです。
具体的に新ルールが始まったら、またレポートします。こういうルール変更がある時は何か楽しみな銘柄が待っている可能性はあります。楽天証券は2015年頃から、IPOに関しては徐々に頑張っていてお世話になることも増えていますね。特に楽天グループのIPOでは非常にお世話になります。うまく、付き合いましょう。