最近はSMBC日興証券のビッグニュースが多いですが、希望していた一般信用売建ーサービス開始が飛び込んできました!これは優待クロス取引などをしている人にとって大ニュースではないでしょうか?

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待望の一般信用取引売建サービス開始のリリースです。取扱い開始は3月18日とのこと。

SMBC日興証券ダイレクトコースは信用取引手数料無料です。これはすごい武器になりそうです。というか他のネット証券が対抗策取るのかも見ものです。

まずは開始する一般信用売建サービスのスペックを見てみましょう。

  • 取扱予定銘柄数は約2,000銘柄!

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証券会社7社(松井・カブドットコム・SBI・楽天・GMOクリック・大和・岩井コスモ)一般信用売り建て可能銘柄リスト

現状で一般信用売建の銘柄数が多いのはauカブコム証券が最強となっています。といのもMUFGの信用力、株調達力から豊富な在庫を可能にしていました。ただ、この強みからか取引手数料もやや強気の設定となっています。

そこに2000銘柄のスペックを引き連れてのサービス開始です。ワクワクしますね。

  • 信用取引手数料は無料

条件無しでの無料です。これまでは楽天証券の大口優遇適用やGMOクリック証券の株主優待キャッシュバックなどでなるべく取引手数料を下げてきた方も多いと思いますが、最初からSMBC日興証券は無料なんです!

証券会社株式取引手数料比較一覧

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この0が並ぶところが使えるなんて!という状況です。

  • 貸株料1.4%!返済期限3年!

他の証券会社のように株主優待時期だけを狙った短期サービスはない模様です。返済期限は長期で3年。そして貸株料は1.4%と抑えられています。なお、短期売では4%弱レベルになっています。

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金利手数料系でも他の証券会社よりも良い条件を提示してきました。普通に考えたら短期の2倍の期間売りで持っていても金利手数料は安いものになります。早めの売建確保が可能になります。

鬼のようなスペックの一般信用売建サービスが始まると言っても過言ではないでしょう。

先日、IPOのステージ制発表で月末の残高増のために株主優待クロス取引をSMBC日興証券で行えば資金の活用が出てくると思ってましたが、逆日歩のかからない一般信用売建がないことが厳しい条件でした。その問題をすぐに解消させるSMBC日興証券のサービス力に敬服します。

100年を迎えた去年より、101年目の今年のほうが熱いサービス立て続けに出している印象ですね。

後は在庫がどの程度になるのか?大手証券の強みを生かして大量在庫の確保をお願いしたいですね。実を言うと米国などの貸株調達市場はもっと進んでいるらしく、現状の在庫不足になる状態というのは本気を出せば解消される可能性が高いと見られていました。

SMBC日興証券の参戦で、今の在庫争奪戦が解消されみんながハッピーになれる取引が出来ることを期待したいです。このサービスリリースは、他の証券会社へのプレッシャーも大きいでしょうから、他の証券会社がどう動くかも気になりますね。SMBC日興証券で普通に取れるなら、一気に顧客が流れそうです。